中国株ニュース 詳細
【10月30日の中国本土市場】
2015.10.30 17:49
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.14%安の3382.56ポイント、A株指数が0.15%安の3542.16ポイントと、小幅に反落。B株指数は大幅続伸し、2.38%高の358.55ポイント。深セン市場はそろって小幅に続伸し、A株指数が0.02%高の2107.79ポイント、B株指数が0.13%高の1153.43ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約7%増加し、概算で8026億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は本日も売り越しだったが、売越額は11億1900万元に減少した。
上海総合指数は小幅安で寄り付き、朝方に下落率が1.20%に達したが、そこから徐々に下げ幅を縮小。前引け間際に上げに転じた。後場寄りからは3400ポイントを挟んで一進一退。終盤で本日の高値を付けたところから戻り売りが膨らみ、取引終了間際に下げに転じた。上海市場は全体の5割の銘柄が下落。深セン市場は下落銘柄の方が多かったものの、時価総額の大きな銘柄に支えられ、指数はわずかに上昇した。
中国共産党の第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)が昨日終了し、一人っ子政策が全面的に廃止され、一組の夫婦が二人目の子を生育することが認められた。これを手がかりに上海A株市場では関連銘柄が堅調。江南高繊(600527.SS)、上海新南洋(600661.SS)がストップ高。光明乳業(600597.SS)が4.12%高、伊利実業(600887.SS)が2.37%高など、乳業関連も買われた。ネットワークセキュリティ関連株も堅調で、華勝天成(600410.SS)が4.48%高、中国ソフト(600536.SS)が3.87%高だった。深セン市場ではオンライン教育の銘柄なども物色された。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の9割あまりに達した。A株を上場していない純粋B株の上昇が目立ち、大化集団大連化工(900951.SS)と江蘇新城不動産(900950.SS)がストップ高だったほか、上海匯麗建材(900939.SS)が8.12%高、黄石東貝電器(900956.SS)が7.41%高、上海凌雲実業(900957.SS)が6.17%高、上海陽晨投資(900935.SS)が5.64%高、恒天凱馬(900953.SS)が4.85%高、上海錦江国際トラベル(900929.SS)が3.15%高。上昇率1~8位に並んだ。B株をA株やH株に転換する改革の進展に、期待が高まっているもようだ。
深センB株市場は上昇銘柄の方がわずかに多かった。ここでも純粋B株が堅調。中魯遠洋漁業(200992.SZ)が4.91%高、アモイ燦坤実業(200512.SZ)が4.23%高、瓦房店ベアリング(200706.SZ)が4.00%高、南京普天通信(200468.SZ)が3.92%高、深セン赤湾石油基地(200053.SZ)が3.18%高となり、上昇率1~5位に並んだ。(中国部・千原)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門