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【10月29日の中国本土市場】
2015.10.29 17:35
主要指数はいずれも上昇。上海市場はそろって反発し、上海総合指数が前日比0.35%高の3387.31ポイント、A株指数が0.35%高の3547.49ポイント、B株指数が1.18%高の350.20ポイント。深セン市場はA株指数が0.80%高の2107.32ポイントと反発。B株指数も3日ぶりに反発し、0.66%高の1151.85ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約18%減少し、概算で7497億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は本日も売り越しとなり、売越額は14億8800万元に増加した。
上海総合指数は寄り付きから前日終値を挟んで一進一退。後場に入ると上げ幅を広げ、中盤で3400ポイントを抜いた。だが、大台を回復したところで戻り売りに押され、小幅高で引けた。中国共産党の第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)が本日で終了し、その内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードが強く、売買代金は約2週ぶりに8000億元を下回った。上海市場の上昇銘柄は全体の6割半に上った。深セン市場は全体の6割の銘柄が上昇した。
上海A株市場では本日も軍需関連株の上昇が目立った。航天晨光(600501.SS)がストップ高だったほか、中国衛星(600118.SS)が4.17%高、皖維高新(600063.SS)が3.79%高、航天動力ハイテク(600343.SS)が3.72%高、洪都航空工業(600316.SS)が2.97%高。南シナ海で米中の軍事的緊張が高まっていることが、引き続き材料視されているもようだ。スポーツ関連株なども堅調だった。主力の銀行株は大手が軟調、中小はまちまち。石油株は原油相場の反発を好感し、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.34%高、中国石油化工'A'(600028.SS)が0.19%高。保険株は軒並み軟調だった。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の9割近くに達した。深センB株市場は全体の7割半の銘柄が上昇。なかでも深セン地場系銘柄の値上がりが顕著だった。一方、自動車株が軟調となり、深センB株指数の重荷となった。(中国部・千原)
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