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【10月20日の中国本土市場】
2015.10.20 18:03
主要指数はいずれも上昇。上海市場は反発し、上海総合指数が前日比1.14%高の3425.33ポイント、A株指数が1.14%高の3587.53ポイント、B株指数が1.15%高の348.28ポイント。深セン市場は4日続伸し、A株指数が1.97%高の2101.03ポイント、B株指数が0.58%高の1159.29ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約9%減少し、概算で9051億元だった。なお、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は祝日の関係で本日は休み。
本土市場は約7割の銘柄が上昇。上海総合指数は前日に続いて3400ポイント前後で上値が重く、前場は概ね小動きで推移。しかし後場は地合いが改善し、3400ポイントを挑む展開。後場半ばに一度大台に乗せると、取引終了間際に先物主導で一本調子に上昇。3400ポイントを抜き、約2カ月ぶりの高値で引けた。直近の相場上昇で売買代金が再び増加傾向。制度信用取引の残高も再度1兆元の大台が視野に入り始め、これが流動性相場への期待感を膨らませた。さらに前日の弱い経済指標を受け、追加金融緩和の観測も引き続き根強い。習近平・国家主席の英国訪問や、来週の中国共産党の第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)も材料視され、買いが先行した。
ネット販売が一年で一番盛り上がる11月11日(双11、独身の日)を来月に控え、市場では各社の宣伝活動が活発化。こうしたなか、電子商取引関連の銘柄が上昇した。恒生電子(600570.SS)、長江投資(600119.SS)、小商品城(600415.SS)がストップ高。また、交通運輸部が基礎インフラ投資の整備拡大の方針を決定。海外では習主席のトップセールスでインフラ輸出の大型受注獲得の観測が高まった。これを受け、中国交通建設'A'(601800.SS)がストップ高、中国電建(601669.SS)が8.50%高、中国中鉄'A'(601390.SS)が7.94%高など、インフラ建設株が上昇。一方で前日買われた自動車株に調整が目立った。江淮汽車(600418.SS)が2.43%安、長城汽車'A'(601633.SS)が1.90%安、広州汽車'A'(601238.SS)が1.14%安。
B株市場はA株に連れ高し、値下がり数は全体で14銘柄にとどまった。上海B株では前日に売買を再開した上海錦江国際酒店発展(900934.SS)と上海三毛企業(900922.SS)が連日の急騰となり、上昇率1、2位。本日取引を再開した錦州港務(900952.SS)は親会社の再編計画を手がかりに3.24%高だった。深センB株では1-9月期決算の発表シーズンを控え、業績関連の銘柄が買われた。皇庭国際(200056.SZ)は黒字転換見通しを手がかりに、上昇率1位の7.10%高で引けた。(中国部・畦田)
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