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【10月9日の中国本土市場】
2015.10.09 17:24
主要指数はいずれも3日続伸。上海市場は上海総合指数が前日比1.26%高の3183.15ポイント、A株指数が1.26%高の3334.03ポイント、B株指数が0.75%高の320.06ポイント。深セン市場はA株指数が1.47%高の1894.56ポイント、B株指数が1.19%高の1107.00ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約2%増加し、概算で5965億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は18億6900万元に減少した。
上海市場は昨日の騰勢が続き、上海総合指数は小高く寄り付いた後、じりじりと上げ幅を拡大。本日の高値付近で引けた。上海市場は全体の7割あまりの銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄も全体の7割近くに上った。電気自動車向け充電スタンドの関連銘柄が大幅高となり、国電南京自動化(600268.SS)、動力源科技(600405.SS)がストップ高だったほか、国電南瑞(600406.SS)が7.32%高。非鉄金属株の上昇も目立ち、盛屯砿業(600711.SS)がストップ高。このほか時価総額の大きな銀行株、石油株、保険株、証券株などが堅調で、指数の上昇に寄与した。
昨日の大幅高の反動もなく、本土市場は堅調に推移。本日は国債先物が突然大幅高となり、その背景には預金準備率の引き下げ観測があるもよう。海外メディアが機関投資家を対象に調査したところによると、10月中の利下げを予想する見方が少ない一方、預金準備率の引き下げを見込む意見が増えているという。
上海B株市場は全体の8割半の銘柄が上昇した。深センB株市場の上昇銘柄は全体の8割あまりに上った。個別では昨日のストップ高銘柄だった長安汽車(200625.SZ)が続伸し、本日は上昇率3位の4.16%高。排気量1.6リッター以下の自動車を購入する際の優遇税制が引き続き材料視されたほか、9月の販売台数が安定増だったことが追い風となった。(中国部・千原)
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