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【10月8日の香港市場】
2015.10.08 17:50
主要指数はそろって下落。ハンセン指数は前日比0.71％安の2万2354.91ポイント、レッドチップ指数は2.18％安の4090.90ポイントと、いずれも反落。H株指数は6日ぶりに反落し、1.03％安の1万287.41ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約14％減少し、概算で934億5000万HKドル。本日から再開した「港股通」（上海経由の香港株投資）は、6億6700万元の売り越しだった。
前日のニューヨーク市場は、利上げ観測の後退や日欧の株高を好感し、ダウ平均が4日続伸。外部環境は良好だったが、香港市場の主要指数は前日終値付近で寄り付いたが、その後はマイナス圏での値動きに終始。ダウ平均先物が朝方から下げ幅を広げたことを嫌気した。ハンセン指数とH株指数は、昨日回復した大台を維持。売買代金はやや多かった。
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ株がそろって上昇し、サンズチャイナ（01928.HK）が上昇率2位の1.62％高、銀河娯楽（00027.HK）が同3位の1.41％高。国慶節連休（10月1～7日）にマカオを訪問した旅行者が前年同期比で2.7％増となり、うち本土住民は7.1％増だったと、マカオ当局が発表。連休前はマイナス成長を予想する見方が多かったことから、投資家心理が改善したもようだ。ディフェンシブな公益株が堅調で、電能実業（00006.HK）が1.37％高、香港中華煤気（00003.HK）が0.80％高、華潤電力控股（00836.HK）が0.41％高。外国系金融銘柄も買われ、AIA（01299.HK）が0.68％高、HSBC（00005.HK）が0.40％高だった。
昨日は大幅高だった本土系石油株が反落し、昨日の上昇率1位だった中国海洋石油（00883.HK）が、本日は下落率1位の5.98％安。中国石油天然気（00857.HK）が2.38％安、中国石油化工（00386.HK）が1.09％安。そのほかのエネルギー株も売られ、石炭最大手の神華能源（01088.HK）が、2.72％安と反落した。連休中は総じて堅調だった消費関連株が売られ、百麗国際（01880.HK）が3.66％安、康師傅（00322.HK）が3.24％安、蒙牛乳業（02319.HK）が2.70％安。このほか本土系の銀行株や石油株など、幅広い銘柄が軟調だった。（中国部・千原）
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