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上置集団、経営トップに越権行為が判明
2015.09.25 11:23
上置集団(01207.HK)は24日、検察に拘束中の施建・主席をめぐり、内部調査を通じて複数の越権行為が見つかったと発表した。施主席は董事会(取締役会)に無断で、2011~2014年にわたり同社や子会社の名義で関係企業の銀行借入に担保を提供していたことが判明。情報開示規則に違反する可能性もあり、同社は施主席の職務を一時停止したうえで、専門委員会を設置し調査を進めていくという。
これらの担保提供に関して、2015年8月末時点の未償還残高は23億8274万元に上る。一方で、借入企業に債務不履行などはなく、借入企業の不動産などに抵当権が設定されていることから、現段階の上置集団への財務リスクは軽微と説明している。
このほか、上海市の不動産会社である中民嘉業投資有限公司との間で、出資受入に関する覚書(MOU)を交わした件については、関連調査が進行中であり、適時に情報を開示するという。
なお、同社株は2015年9月22日から売買停止となっている。
(同件につきましては、2015年9月16日付「出資受入で覚書を締結」、2015年6月10日付「経営トップを検察が軟禁」をご参照ください)
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/09/24)
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