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【9月16日の中国本土市場】
2015.09.16 17:33
主要指数はそろって大幅高。上海市場はいずれも3日ぶりに大きく反発し、上海総合指数が前日比4.89％高の3152.26ポイント、A株指数が4.88％高の3302.14ポイント、B株指数が6.44％高の305.17ポイント。深セン市場はA株指数が3日ぶりの大幅反発となり、6.54％高の1760.25ポイント。B株指数は5日ぶりに反発し、2.99％高の1046.62ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約19％増加し、概算で5668億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は本日も買い越しとなり、買越額は19億400万元だった。
上海総合指数は小幅安で寄り付き、後場の中盤まで3000ポイントの大台と前日終値を挟んで一進一退。薄商いのなか、大台割れの回避を狙った政府の買い支えがあったもようだ。ほぼ横ばいで推移していた上海総合指数だが、日本時間の15時前から急騰。わずか1時間ほどで200ポイント近く上昇した。上海市場の上昇銘柄は全体の8割半に上った。深セン市場も全体の8割の銘柄が値上がりした。
朝方からの薄商いで、政府の市場介入が効果を発揮しやすい環境が整っていたことから、積極的な株価の押し上げに動いたもようだ。上海総合指数の日中値幅は199ポイントに達し、上昇率は今年5番目の大きさだったが、売買代金は低水準にとどまった。
上海A株市場ではテーマ株の上昇が目立ち、上海地場系、2022年杭州アジア大会、チベット、交通設備、上海ディズニーランドなどの関連銘柄が大幅高となった。一方、このところ上海総合指数の下支え役となっていた銀行株の一角が軟調で、招商銀行'A'（600036.SS）が0.72％安、中国民生銀行'A'（600016.SS）が0.66％安、交通銀行'A'（601328.SS）が0.31％安、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.22％安だった。
上海B株市場は全面高。深センB株市場は康佳集団（200016.SZ）が4日連続のストップ安となったものの、そのほかの銘柄はいずれも上昇した。（中国部・千原）
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