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【9月15日の香港市場】
2015.09.15 18:18
主要指数はそろって下落した。ハンセン指数は前日比0.49%安の2万1455.23ポイント、H株指数は0.25%安の9704.27ポイントと小幅に反落し、レッドチップ指数は0.88%安の3984.38ポイントと続落した。メインボードの売買代金は前日比で約8%減少し、概算で636億9100万HKドルにとどまった。「港股通」(上海経由の香港株投資)の買越額はわずか5500万元に過ぎず、前日と同じく商いは極めて低調だった。
米国の利上げへの警戒感は強く、前日の米国市場ではダウ平均が反落した。中国経済減速の懸念も加わって不透明な外部環境が続くと、本日の香港の主要指数も概ね軟調に推移。前場こそ底堅い場面もあったが、後場で失速した。証券当局が正規以外の高レバレッジ取引口座の強制閉鎖に踏み切るとの観測が広がり、上海A株の地合いが大幅に悪化。これに影響され、本土系銘柄の多くが軟調だった。さらに米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードも強く、相場の重しになった。
米国が利上げに踏み切った場合の影響が警戒され、香港地場系の銘柄が低迷。特に影響が大きいとみられる不動産セクターは、長江地産(01113.HK)が3.96%安、新鴻基地産(00016.HK)が3.27%安、新世界発展(00017.HK)が2.39%安、恒基地産(00012.HK)が2.23%安など、軒並み下げた。中国の内需不振が警戒され、婦人靴大手の百麗国際(01880.HK)がハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる5.20%安。製造業の低迷も目立っており、電力需要の減速感から電力株が続落した。華潤電力控股(00836.HK)が同3位の3.77%安。景気敏感株は全般的にさえず、特にA・H重複上場株はA株に連れ安して下げ幅を広げた。重慶鋼鉄(01053.HK)が6.87%安、福耀ガラス(03606.HK)が5.05%安、鞍鋼(00347.HK)が2.95%安、イ柴動力(02338.HK)が2.90%安、中国アルミ(02600.HK)が1.13%安。
一方で航空株が上昇した。当局が極端な割安価格による航空券のネット販売を規制すると発表。これを手がかりに、中国国際航空(00753.HK)が5.28%高、中国東方航空(00670.HK)が4.40%高、中国南方航空(01055.HK)が2.97%高と、大手3社が買われた。また、前日までに自社株買いを行った企業の一角が上昇。海爾電器(01169.HK)が2.07%高、緑地香港(00337.HK)が1.12%高、中国旺旺(00151.HK)が0.76%高だった。(中国部・畦田)
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