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【9月11日の香港市場】
2015.09.11 17:53
主要指数はまちまち。ハンセン指数は前日比0.26%安の2万1504.37ポイント、H株指数は0.63%安の9718.28ポイントと、いずれも続落。レッドチップ指数は小反発し、0.14%高の4020.17ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約10%増加し、概算で871億4200万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は3億6100万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、ダウ平均が自律反発。外部環境の好転を受け、香港市場の主要指数は高く寄り付いた。こうしたなか上海総合指数は朝方から前日終値を挟んで一進一退となり、後場は弱含みで推移。8月の統計発表を控えていることから、様子見ムードが強かった。この影響で、香港市場では本土系の大型株が軟調となり、主要指数は前場の中盤から徐々に上げ幅を縮小。石油株が重荷となり、ハンセン指数とH株指数は終盤で下げに転じた。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系石油株が続落。中国石油天然気(00857.HK)が下落率2位の3.84%安、中国海洋石油(00883.HK)が2.61%安、中国石油化工(00386.HK)が1.71%安。8月の経済統計の発表を前に、リスク回避の売りに押された。石炭大手の神華能源(01088.HK)は下落率1位の5.08%安。株式市場の低迷を受け、本土系保険株も軟調。中国人寿保険(02628.HK)が下落率3位の2.96%安、平安保険(02318.HK)が0.78%安だった。
一方、香港系不動産株の新鴻基地産(00016.HK)が上昇率2位の3.93%高。15年6月本決算をアナリストがポジティブに評価し、これが材料視された。同業の長江地産(01113.HK)は連れ高し、同3位の2.99%高だった。主力の本土系銀行株は反発し、中国銀行(03988.HK)が2.29%高、中国工商銀行(01398.HK)が2.17%高、中国建設銀行(00939.HK)が0.93%高。昨日は大きく下げた本土系不動産株は反発し、中国海外発展(00688.HK)が0.89%高、華潤置地(01109.HK)が0.84高だった。
そのほかの銘柄では、中国東方航空(00670.HK)が5.01%高。8月の業務統計が好調だったことが手がかりとなった。中国国際航空(00753.HK)が3.22%高、中国南方航空(01055.HK)が3.21%高と連れ高した。(中国部・千原)
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