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【9月8日の香港市場】
2015.09.08 18:16
主要指数はそろって上昇。ハンセン数は5日ぶりに大幅反発し、前日比3.28％高の2万1259.04ポイント。H株指数は7日ぶりに大きく上昇し、4.13％高の9479.48ポイント。レッドチップ指数は反発し、3.81％高の3976.66ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約23％増加し、概算で826億5900万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は5億2500万元の買い越しだった。
ニューヨーク市場はレーバー・デーの祝日で休場。香港市場は昨日までの調整で割安感が鮮明なこともあり、主要指数は朝方から概ね堅調に推移。8月の中国の貿易統計が明らかになった後や上海総合指数が一時的に下げ幅を広げた場面でも、香港市場への影響は限定的だった。上海総合指数は後場に入ると上げに転じ、その後は一本調子で上げ幅を拡大。これを好感し、香港市場でも中国本土系の銘柄が買われ、主要指数が急ピッチで上昇。ダウ平均先物が上昇したことも追い風となり、本日の高値付近で引けた。ハンセン指数は4営業日ぶりに終値で2万1000ポイントを回復。売買代金は終盤にかけて増加し、3営業日ぶりに800億HKドルを超えた。
ハンセン指数の構成銘柄は全面高。九龍倉集団（00004.HK）が上昇率1位の7.85％高。アナリストが投資判断を引き上げたことを好感した。聯想集団（00992.HK）は本日も買われ、同2位の6.14％高。本土系の保険株と不動産株が後場で上げ幅を拡大。不動産株では華潤置地（01109.HK）が同3位の5.75％高、中国海外発展（00688.HK）が4.84％高。また、平安保険（02318.HK）が同4位の5.48％高、中国人寿保険（02628.HK）が4.60％高。マカオのカジノ株も本日は反発し、銀河娯楽（00027.HK）が5.35％高、サンズチャイナ（01928.HK）が3.57％高だった。原油相場は下落したものの、昨日まで続落していた石油株が、地合いの好転にともない、そろって反発。中国石油化工（00386.HK）が4.21％高、中国海洋石油（00883.HK）が3.91％高、中国石油天然気（00857.HK）が2.25％高。このほか昨日は終盤で崩れた本土系銀行株も反発した。
このほかでは自動車株が堅調。8月の販売台数が予想以上に増加したことが評価され、長城汽車（02333.HK）が15.73％高、吉利汽車（00175.HK）が9.89％高だった。創維数碼控股（00751.HK）は8月のテレビ販売台数が大きく伸びたことを受け、8.20％高だった。（中国部・千原）
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