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【9月7日の香港市場】
2015.09.07 18:11
主要指数はいずれも下落。ハンセン指数は4日続落し、前営業日比1.23％安の2万583.52ポイント。H株指数は6日続落し、0.72％安の9103.22ポイント。レッドチップ指数は反落し、0.82％安の3830.39ポイント。メインボードの売買代金は先週末に比べ約3％減少し、概算で671億9300万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は7億3100万元の買い越しだった。
先週末のニューヨーク市場は、ダウ平均が大幅反落。米雇用統計の内容が好悪まちまちだったことから、早期利上げへの警戒感が続くことになった。引き続き不安定な外部環境を背景に、香港の主要指数は低く寄り付いたが、すぐに上げに転じた。上海総合指数が朝方にかけて上げ幅を広げたことが原因。ただ、上海市場が戻り売りに押されると、香港の地合いも悪化。主要指数は再び不安定な動きとなり、いずれも本日の安値付近で引けた。米国の利上げや中国経済の成長鈍化への警戒感が続き、商いが低迷。中国の貿易統計の発表も控えており、積極的な売買は限られた。
ハンセン指数の構成銘柄では、先週末は堅調だったマカオのカジノ株が反落。銀河娯楽（00027.HK）が下落率2位の5.08％安だったほか、サンズチャイナ（01928.HK）が1.30％安。先週末の上昇率2位だった百麗国際（01880.HK）は利益確定売りに押され、下落率1位の5.26％安だった。また、先週末の上昇率4位だった招商局国際（00144.HK）も反落し、本日は下落率3位の4.36％安。先週末のニューヨーク市場で金融株が大きく下げた流れを引き継ぎ、時価総額の大きなHSBC（00005.HK）が2.02％安。本土系銀行株は終盤で崩れ、中国銀行（03988.HK）が1.80％安、中国工商銀行（01398.HK）が1.59％安、中国建設銀行（00939.HK）が1.55％安。本土系石油株は続落し、中国海洋石油（00883.HK）が1.36％安、中国石油化工（00386.HK）が1.24％安、中国石油天然気（00857.HK）が0.68％安だった。
一方、聯想集団（00992.HK）が続伸し、本日は0.47％高。サーバ販売の大幅増に対する期待が本日も続いた。（中国部・千原）
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