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【9月2日の中国本土市場】
2015.09.02 17:23
主要指数はいずれも3日続落。上海市場は上海総合指数が前日比0.20%安の3160.16ポイント、A株指数が0.19%安の3311.43ポイント、B株指数が2.27%安の280.72ポイント。深セン市場はA株指数が1.98%安の1750.56ポイント、B株指数が1.40%安の1024.40ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約3%増加し、概算で7488億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は本日も売り越しとなり、売越額は29億9700万元に上った。
上海総合指数はダウ平均の大幅安を嫌気し、4.38%安で寄り付いたが、朝方から下げ幅を縮め、前場終了間際に上げに転じた。後場も小幅高で始まったが、戻り売りに押され、軟調に推移。終盤で再び上げに転じる場面もあったが、小幅安で引けた。
明日から始まる抗日戦争勝利70周年の連休を前に、政府が買い支えに動いたもよう。上海総合指数への影響が大きな国有銀行株が重点的に買われ、中国工商銀行'A'(601398.SS)がストップ高だったほか、中国農業銀行'A'(601288.SS)が6.64%高、中国建設銀行'A'(601939.SS)が5.33%高、中国銀行'A'(601988.SS)が4.69%高。時価総額の小さな銀行は軟調だった。この買い支えが奏功し、上海市場と深セン市場のいずれも全体の6割半の銘柄が下落したにもかかわらず、上海総合指数の下落率は小幅にとどまった。
このほかでは送電網の建設促進策を手がかりに電力株の上昇が目立ち、華能国際電力'A'(600011.SS)が8.87%高、大唐国際発電'A'(601991.SS)が8.50%高。一方、石油株は原油相場の反落を嫌気し、中国石油天然気'A'(601857.SS)が4.99%安、中国石油化工'A'(600028.SS)が3.92%安だった。
上海B株市場は下落銘柄が全体の9割に上り、上昇したのは5銘柄のみ。深センB株市場は2日連続で全面安となった。(中国部・千原)
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