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【8月31日の香港市場】
2015.08.31 18:49
主要指数はハンセン指数が前営業日比0.26%高の2万1670.58ポイントと小幅ながらも反発した。一方でH株指数は小幅続落し、0.09%安の9741.41ポイント。レッドチップ指数は3日ぶりに反落し、0.37%安の4042.55ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約16%減少。概算で944億7100万HKドルとなり、8営業日ぶりに1000億HKドルを割り込んだ。「港股通」(上海経由の香港株投資)は2億9300万元の買い越しとなった。
先週の大幅調整の反動もあり、週明けの香港市場では主要指数が小高くスタート。もっとも中国経済の減速懸念に加えて、米連邦準備制度理事会(FRB)副議長の発言を通じて利上げ観測も燻っており、主要指数はまもなく下げに転じた。その後は概ねマイナス圏での小動きとなったが、上海総合指数が後場で下げ幅を縮めたことが支えとなり、ハンセン指数は最終的にプラス圏で大引け。H株、レッドチップの両指数も一時的に上げに転じる場面もみられた。先週末に開かれた国務院常務会議は積極的な財政政策の堅持を確認。さらに財政部副部長は海外メディアに対して金融システムが危機に直面した際は必要な対策をとると発言した。これにより、追加の財政刺激策や株価対策への期待感が広がり、相場を下支えした。
ニューヨークの原油相場が45ドル台を回復したことを受け、エネルギー・資源株の一角が上昇。中国海洋石油(00883.HK)が4.00%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率2位となった。本土系銀行株は中間決算が想定以上の減速とならなかったことで、値ごろ感から上昇。交通銀行(03328.HK)が同3位の3.54%高、中国建設銀行(00939.HK)が1.48%高、中国工商銀行(01398.HK)が1.32%高、中国光大銀行(06818.HK)が1.14%高など、指数を下支えした。また、港湾大手の招商局国際(00144.HK)は2ケタ増益の中間決算がポジティブサプライズとなり、4.22%高で上昇率1位。
反面、8月のカジノ統計の発表を控えてマカオのカジノ株が下落した。銀河娯楽(00027.HK)が下落率2位の5.51%安に沈み、ライバルのサンズチャイナ(01928.HK)も1.64%安だった。鉄道設備最大手の中国中車(01766.HK)は小幅増益にとどまった中間決算が悪材料になり、5.91%安。鉄道インフラ建設大手の中国鉄建(01186.HK)も同じく小幅増益にとどまり、4.69%安だった。業績低迷を嫌気した売りは他のセクターでもみられ、東方電気(01072.HK)が5.48%安、上海電気(02727.HK)が4.67%安、哈爾濱電気(01133.HK)が3.33%安と、発電設備の大手がそろって売られた。(中国部・畦田)
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