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【8月31日の中国本土市場】
2015.08.31 18:09
主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.81%安の3205.98ポイント、A株指数が0.80%安の3358.81ポイントと、3日ぶりに反落。B株指数は4日ぶりに反落し、2.79%安の300.59ポイント。深セン市場はA株指数が3日ぶりに反落し、3.06%安の1872.50ポイント。B株指数が4日ぶりに反落し、1.72%安の1068.06ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約12%減少し、概算で7964億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は本日も売り越しとなり、売越額は5億4500万元だった。
上海市場は売りが先行し、上海総合指数は3200ポイント付近で寄ると、すぐに大台を割り込んだ。朝方にかけて下げ幅を広げ、その後は概ね3150ポイントを下回る水準で推移。後場が始まると3100ポイント付近まで下げたが、政府の買い支えが入ったもようで、徐々に下げ幅が縮小。大引け間際に3200ポイントを回復した。上海市場と深セン市場のいずれも、全体の7割の銘柄が下落した。8月のCFLP製造業PMIの発表を明日に控え、手控えムードが強かった。こうしたなか中国光大銀行'A'(601818.SS)が9.63%高、交通銀行'A'(601328.SS)が9.45%高など、中堅の銀行株が堅調。ただ、国有銀行株は多くが値下がりした。中国中車'A'(601766.SS)がストップ高、中鉄二局(600528.SS)が9.25%高など、主力の交通設備株も買われた。このほかでは軍需株の上昇が目立った。
中国政府の株価対策をめぐり、憶測記事や当局者の発言が飛び交った。“大規模”な市場救済策は放棄し、マーケットの秩序を乱す者に対する調査と処罰を強化する方針を中国政府が固めたと、英紙「フィナンシャル・タイムズ」が消息筋情報として伝えた。さらに先週木曜日に上海総合指数が最後の1時間で大きく上昇したことについても、今回限りの特例であり、次はないという政府高官からの情報も紹介した。
その一方で財政部の朱光耀・副部長が適時に市場介入する方針をあらためて強調したと、中国メディアが報道。また、29日に証券50社のトップを集めた会議が開かれ、中国証券監督管理委員会(CSRC)の肖鋼・主席が各社に市場救済策のために資金を拠出するよう呼びかけたとの情報も流れた。本日も上海総合指数は反落したものの、終了間際に3200ポイントを回復するなどの動きをみせており、大規模ではないものの、株価対策は続いているとの指摘もある。
上海B株市場は幅広い銘柄が下落し、上昇したのは2銘柄のみ。深センB株市場も幅広い銘柄が売られ、値上がりしたのは5銘柄だけだった。(中国部・千原)
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