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栄暉国際、実質支配者が交代へ

2015.08.31 16:22

 栄暉国際(00990.HK)は28日、実質筆頭株主が交代することを明らかにした。香港の実業家である鄭建明氏を対象に、新株60億株と元金10億HKドルの転換社債(CB)を割り当てる。割当価格やCBの転換価格はいずれも0.1HKドル。これにより、栄暉国際は諸費用を除いて15億7400万HKドルを調達する見込みで、新規事業である資金貸出、インターネット金融を含むファイナンス業務の立ち上げ・拡大などに充てるとしている。

 新株発行後、鄭氏は新筆頭株主として、栄暉国際の株式57.77%を保有することになる。加えて、CBがすべて行使された場合、160億株の新株に転換される見通し。その場合、持ち株比率は78.49%を超える(実際は浮動株比率の規定に基づき、全CBの転換は不可能)。新筆頭株主の鄭氏にはマンダトリー・オファー(義務的公開買付)の実施義務が発生するが、この免除を申請する方針。

 さらに取引後、栄暉国際は香港証券取引所から、適切な事業を有しておらず、保有資産の大部分が現金や短期証券で占められている“キャッシュカンパニー”として認定され、同社株は売買停止となる見通し。これに関して、栄暉国際はこの状態が一時的なものと判断。売買再開を申請するとしており、香港証取はこれを新規上場(IPO)として扱うという。売買停止が12カ月を超えれば上場廃止の可能性もあり、投資家に注意を呼び掛けている。

なお、鄭氏は順風国際清潔能源(01165.HK)、玖源化工(00827.HK)、天成国際(00109.HK)の大口投資家でもある。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/08/28)

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