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【8月14日の中国本土市場】
2015.08.14 18:35
主要指数はいずれも小幅に続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.27%高の3965.33ポイント、A株指数が0.27%高の4154.37ポイント、B株指数が0.33%高の371.33ポイントだった。深セン市場はA株指数が0.50%高の2417.69ポイント、B株指数が0.40%高の1244.04ポイント。両市場の売買代金は前日比で約14%増加。概算で1兆2215億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は本日も買い越しとなったが、買越額はわずか6700万元だった。
週末の本土市場は売り買いが交錯。ただ、全体的に底堅い地合いで、やや値上がり銘柄の方が多かった。前場の上海総合指数は小高く推移。そして後場初めで瞬間的に4000ポイントの大台を付けたが、上値は重く、中盤ではマイナス圏に沈む場面もみられた。結局、大台回復を視野に入れつつ小幅高で引けた。足元の弱い経済指標を受け、今月内にも預金準備率を含む追加緩和が実施されるとの見方が台頭。また、本日の人民元レートは基準値、外為市場での実勢レートいずれも元高となり、投資家心理の改善が進んだ。
国有企業の再編・改革が本日も投資テーマになり、関連銘柄が物色された。特に上海市政府傘下の上場企業は投資家の注目を集め、上海金橋輸出加工区開発'A'(600639.SS)と上海外高橋保税区開発'A'(600648.SS)、上海新世界(600628.SS)などがストップ高。中央企業系の国有企業株も幅広く物色され、洛陽玻璃'A'(600876.SS)と中材節能(603126.SS)がストップ高、中船防務'A'(600685.SS)が7.30%高など。また、追加金融緩和を織り込み、全般的に不動産株が上昇。華遠地産(600743.SS)がストップ高、北京北辰実業'A'(601588.SS)が3.97%高だった。このほか、天津市濱海地区での大規模な爆発事故の影響が警戒されていた天津港(600717.SS)だが、親会社の発表によると重大なマイナス影響となる可能性は限定的。これにより4.36%高と買い戻された。一方で、金鉱株が引き続き調整し、中金ゴールド(600489.SS)が3.80%安、山東ゴールド(600547.SS)が3.65%安、紫金砿業'A'(601899.SS)が2.79%安。非鉄金属株は全般的にさえず、洛陽欒川'A'(603993.SS)が2.52%安、北方稀土(600111.SS)が2.26%安など、売りが目立った。
上海B株は前日の反動から、利益確定売りに押され気味の一日。上海物資貿易(900927.SS)は親会社を含めて当面は大規模な再編計画がないことから、2.09%安で引けた。一方の深センB株では時計メーカーの深セン飛亜達(200026.SZ)が3.28%高としっかり。中間期で減益となったものの、ある程度織り込み済みで、悪材料出尽くしの買いが入ったもようだ。(中国部・畦田)
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