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中慧国際、大規模な再編を計画
2015.08.12 11:07
中慧国際（01143.HK）は11日、資産再編や実質支配者の交代などを含む大規模な再編計画を発表した。主力の通信機器、マルチメディア製品に関して、赤字が続く卸売部門の大半を実質筆頭株主の鄭衡嶽・主席へ切り離し、今後は主に製造事業を強化していく方針。その上で、鄭主席は中慧国際の保有株すべて（現時点の発行済み株数の66.69％）を、実業家の仰智慧氏に譲渡するという。一連の再編が完了すれば、仰氏は未保有の中慧国際の株式に対してマンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施することになる。
卸売部門の売却額は1億6980万HKドルで、鄭主席は現金で支払う予定。中慧国際は今後、売却企業に対して製品の供給を続けるとしている。一方、仰氏による中慧国際の株式の買収額は5億5768万8228HKドルとなっている。
仰氏の取得価格やマンダトリー・オファーの提示価格はいずれも1株あたり2.031HKドルで、2015年5月21日の終値3.17HKドルを35.93％下回る水準。仰氏は中慧国際の上場継続を約束している。なお、仰氏は藍鼎国際発展（00582.HK）の実質支配者でもある。
今回の情報開示のため、同社株は2015年5月22日に売買停止となったが、2015年8月12日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/08/11)
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