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【8月11日の中国本土市場】
2015.08.11 17:40
主要指数は深センA株を除いて小幅ながらも3営業日ぶりに反落した。上海市場は上海総合指数が前日比0.01%安の3927.90ポイント、A株指数が0.01%安の4115.24ポイント、B株指数が0.36%安の365.86ポイント。深セン市場はA株指数こそ0.41%高の2390.24ポイントと3日続伸したが、B株指数は反落し、0.32%安の1242.48ポイントだった。両市場の売買代金は概算で1兆3354億元に達し、前日比で約9%増加。昨日に続いて1兆元台の商いとなった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は7億8100万元の買い越しだった。
本日の本土市場は売り買いが交錯し、全体的に方向感に乏しい一日となった。上海総合指数は概ね前日終値を挟んだもみ合いに終始。途中3900ポイントを割り込む場面もあったが、総じて下値は底堅く、最終的に小幅安で引けた。前日に続いて国有企業の再編や改革をめぐる思惑買いがみられた。国有造船大手の中国船舶(600150.SS)が連日のストップ高。再編が進行中の洛陽玻璃'A'(600876.SS)もストップ高と急伸した。原油相場の大幅反発を受け、延長石油化建(600248.SS)がストップ高、中海油田服務'A'(601808.SS)が8.48%高など、石油関連株が好調。金相場も持ち直しており、中金ゴールド(600489.SS)や赤峰黄金(600988.SS)がストップ高になるなど、金鉱株が動意付いた。このほか、中国人民銀行(中央銀行)が本日から算出メカニズムを変更し、人民元レートの基準値を前日比で約2%もの元安水準に設定。これにより人民元の先安観が強まり、アパレルを含む輸出関連株が物色された。
一方で人民元安がデメリットとなりやすい航空セクターが急落。中国東方航空'A'(600115.SS)が7.47%安、中国南方航空'A'(600029.SS)が6.99%安、中国国際航空'A'(601111.SS)が5.96%安、春秋航空(601021.SS)が5.64%安と、軒並み下げた。また、さらなる人民元安が国外への資本流出につながりかねないとの警戒感から、金融セクターが軟調。招商銀行'A'(600036.SS)が2.25%安、交通銀行'A'(601328.SS)が1.70%安、中国人寿保険'A'(601628.SS)が1.67%安、中信証券'A'(600030.SS)が0.89%安など低迷し、指数の重しとなった。
B株市場では戻り売りが目立ち、値下がり数の方が多かった。上海B株では航空大手の海南航空(900945.SS)がA株に連れ安して、下落率2位の3.39%安。江蘇新城不動産(900950.SS)が2.96%安、上海陸家嘴金融貿易区開発(900932.SS)が0.51%安など、不動産株も低迷した。深センB株でも航空株の山東航空(200152.SZ)が4.50%安で引け、下落率2位に沈んだ。(中国部・畦田)
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