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台和商事、実質筆頭株主が交代へ
2015.08.10 10:18
台和商事（01037.HK）は7日、実質筆頭株主が交代することを明らかにした。劉得還・総裁ファミリーの保有株すべて（現時点の発行済み株数の55.17％）を、私募ファンドの「Asia-IO Acquisition Fund L.P.」が1株あたり1.144HKドルで取得する。これにより、同ファンドは台和商事の新たな筆頭株主となり、未保有株に対してマンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施することになる。
マンダトリー・オファーの提示価格は同じく1.144HKドルで、2015年4月29日の終値4.42HKドルを74.12％下回る水準。同ファンドは台和商事の上場を継続する方針。一方で電子部品の販売事業などを売却し、今後は電子部品の製造サービス事業に経営資源を集約していくと説明。資産売却益を株主に還元するため、1株あたり最低0.2HKドルの特別配当を実施するとしている。予定スケジュールなどはあらためて開示する。
今回の情報開示のため、同社株は2015年4月30日に売買停止となったが、2015年8月10日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/08/07)
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