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俊文宝石、香港証取が元重役を譴責・批判
2015.08.07 14:46
香港証券取引所は6日、俊文宝石（08351.HK）と元重役5人の批判処分に加え、元重役1人の公開譴責処分とする決定を発表した。株主総会で承認された重大な買収案件について、株主の同意を経ずに契約条項を修正したことが原因。情報開示も行わなかった。この行為は上場規則や忠実義務に違反しているという。
同社は2011年4月に複数の宝飾品店を経営する企業を4億HKドルで買収すると発表。その際に買収先は、この企業の利益を保証した。2011～2012年12月本決算の純利益が7000万HKドルに達しなかった場合、買収先が差額を補填するという内容だった。
だが、同社は2012年3月に利益保証を免除するという追加契約を買収先と締結。この追加契約について株主の同意を得なかったうえ、情報も開示しなかった。
これを受け香港証取は、元重役6人の制裁を決定。うち1人は別の上場企業で董事（取締役）を務めているが、コンプライアンス（法令順守）の研修を命じた。他の5人については、上場企業の董事に就任する際に、コンプライアンスの研修を受けなければならないという。
なお、今回の件は、現任の重役とは無関係と説明している。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/08/06)
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