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【8月5日の中国本土市場】
2015.08.05 17:24
主要指数はいずれも反落。上海市場は上海総合指数が前日比1.64%安の3694.57ポイント、A株指数が1.65%安の3870.72ポイント、B株指数が1.48%安の345.52ポイント。深セン市場はA株指数が1.04%安の2226.67ポイント、B株指数が1.26%安の1212.49ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約6%増加し、概算で9601億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)はわずかに買い越しに転じ、買越額は7400万元だった。
上海総合指数は朝方から前日終値付近で一進一退だったが、前引け間際に下げ幅を拡大。後場は3700ポイントを挟んで小動きとなり、終盤では上げに転じる場面もあったが、戻り売りに押され、3700ポイントをわずかに割り込んで引けた。上海市場は全体の6割の銘柄が下落。深セン市場の下落銘柄は5割に届かなかったが、上昇銘柄よりも数が多かった。手控えムードが強く、売買代金は本日も1兆元に届かなかった。
上海A株市場では時価総額の大きな銀行株、石油株、保険株が下落し、上海総合指数の重荷となった。こうしたなか今年が国有企業改革にとって重要な年になると強調する文書を国家発展改革委員会が発表し、関連銘柄が堅調。国投新集エナジー(601918.SS)や洛陽玻璃'A'(600876.SS)がストップ高だった。セメント株も買われ、華新セメント'A'(600801.SS)がストップ高。チベット関連株や軍需関連株の上昇も目立った。15年6月中間決算を発表した銘柄では、43.70%減益の華遠地産(600743.SS) が4.60%安、10.94%減益の京能電力(600578.SS)が3.85%安だった。
上海B株市場は下落銘柄が全体の9割に達した。6月26日から売買停止となっていた上海大名城(900940.SS)が取引を再開し、売買停止期間中の相場を一気に織り込むかたちで、ストップ安に沈んだ。売買停止の原因だった子会社への追加出資も大きな好材料とはならなかった。華新セメント(900933.SS)はA株に連れ高し、2.79%高だった。深センB株市場は全体の7割半の銘柄が下落した。本鋼板材(200761.SZ)は15年6月中間決算が26.39%減益となったことを嫌気し、下落率2位の4.07%安だった。(中国部・千原)
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