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凱富能源、マダガスカルへの大規模投資を中止
2015.08.05 10:43
凱富能源（00007.HK）は4日、マダガスカル・ナチュラル・ガス・グループ（MNGG）の全株式を買収する計画を中止すると発表した。この計画について、香港証券取引所から「リバース・テイクオーバー」（時価総額の小さな企業が大きな企業を買収すること。裏口上場の手段の一つでもある）に該当すると指摘されたことが原因。計画の中止が同社の事業や財務に重大な悪影響を及ぼすことはないと説明している。
今回の計画は中止となったものの、同社はマダガスカルへの新たな投資計画を発表。総額7億5000万HKドルで、マダガスカル・サザン・ペトロリアム（MSP）に5％出資する投資会社を買収する。この投資会社は、MSPが採掘した天然ガスを時価に比べ30％以上も安く入手することができる権利を保有しているという。
買収価格のうち、5000万HKドルは現金で支払う。残る7億HKドルは5億8333万3334株に上る新株（現在の発行済み株数の約35.2％）で支払う予定。新株の発行価格は1株あたり1.2HKドルで、2015年6月5日の終値1.4HKドルを約14.29％下回る。
今回の情報開示のため、同社株は2015年6月8日に売買停止となったが、2015年8月5日に取引を再開した。
（同件につきましては、2015年7月27日付「大規模投資について香港証取が指摘」、2015年7月13日付「マダガスカルへの大規模投資を計画」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/08/04)
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