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【8月4日の香港市場】

2015.08.04 18:20

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は小幅に続落し、前日比0.02%安の2万4406.12ポイント。H株指数は4日ぶりに反発し、0.59%高の1万1074.92ポイント。レッドチップ指数は小反発し、0.29%高の4377.10ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約6%減少し、概算で746億6200万HKドル。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は4億600万元の買い越しだった。

 前日のニューヨーク市場は、原油安や景況感の悪化を背景に、ダウ平均が3日続落。外部環境は引き続き低迷しているが、上海市場が前場の中盤から上げ幅を拡大。こうしたなか香港市場では、朝方に売られる場面もあったが、本土系の銘柄に買いが入り、主要指数は下げ幅を縮小。H株指数は前場で上げに転じ、ハンセン指数とレッドチップ指数も後場で切り返した。ハンセン指数は上昇銘柄の方が多かったものの、下落銘柄に大型株が集まり、小幅安で終了。H株指数とレッドチップ指数は上昇したものの、石油株、通信株などが重荷となり、上げ幅を縮めた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、蒙牛乳業(02319.HK)が4.17%安となり、2日連続で下落率1位。引き続き投資判断と目標株価の引き下げが嫌気されたもようだ。康師傅(00322.HK)は2.96%安。台湾の観光ガイドが中国本土からの旅行客に、下水油(地溝油)問題への抗議で連携しようと呼びかける映像がネットに流れ、これが嫌気された。台湾で問題となった下水油を康師傅が中国本土で転用していると観光ガイドが訴えるシーンがあり、同社製品への不信感が高まったもようだ。なお、康師傅は中国本土で台湾の下水油を使用していないと反論し、問題の映像に対して法的措置を取る方針という。

 昨日の上昇率1位だったHSBC(00005.HK)は反落し、本日は下落率3位の1.54%安。時価総額が大きいだけに、ハンセン指数の足を引っ張った。原油相場の下落を嫌気し、中国石油天然気(00857.HK)が1.47%安、崑崙能源(00135.HK)が1.22%安、中国石油化工(00386.HK)が0.68%安、中国海洋石油(00883.HK)が0.42%安。中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)は京津冀地区(北京、天津、河北省)でのローミング料金無料化が引き続き嫌気され、0.93%安だった。

 一方、本土系の保険株が堅調で、中国人寿保険(02628.HK)が上昇率2位の3.44%高、平安保険(02318.HK)が1.61%高。本土市場が堅調だったことを好感したもようだ。また、ディフェンシブな公益株の上昇が目立ち、華潤電力控股(00836.HK)が上昇率1位の4.70%高だった。(中国部・千原)

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