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四環医薬、監査意見差控で売買停止継続に
2015.08.03 14:06
四環医薬(00460.HK)は8月2日、2014年12月本決算を発表したが、監査法人が複数の問題点を指摘し、監査意見を差控えたことを明らかにした。これにともない香港証券取引所は同社株の売買再開について、前提条件を設定。これをクリアするまで同社株の売買停止は継続されることになったという。
監査法人によると、同社は製品の販売価格を吊り上げ、流通業者への資金を提供し、贈賄を行わせていたという。
指摘内容によると、同社が利用する複数のマーケットリサーチ会社は、同社の出資はないものの、従業員や元従業員の支配下にある。同社がマーケットリサーチ会社に支払っているマーケティング・広告費用は、最終的に流通業者などに流れている。同社には簿外取引が存在し、従業員名義の銀行口座を利用して行っている。
こうした状況から、監査法人は2014年12月本決算についての監査意見を表明しなかったという。
これを受けて香港証取は、同社株の売買再開に前提条件を設定。香港証取が信頼する専門家による調査を受けるほか、十分や財務報告制度や内部監査制度を備えていることを証明するよう指示。未公表の業績を明らかにし、監査法人が指摘する問題を解決することなども求められている。
同社株は2015年3月27日に売買停止となっており、別途通知するまで継続するという。
(同件につきましては、2015年6月9日付「決算発表がさらに遅延」、2015年4月21日付「売買停止は会計処理の問題が原因」、2015年3月30日付「決算発表の遅延で売買停止に」をご参照ください)
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/08/02)
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