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馬斯葛集団、テンセントと恒大地産集団が主要株主に
2015.08.03 10:37
馬斯葛集団(00136.HK)は7月31日、テンセント(00700.HK)と恒大地産集団(03333.HK)を割当先とする第三者割当増資を発表した。テンセントと恒大地産集団の持ち株比率は合計で75.0%に達する見込み。ワラントも発行するほか、資本再編も予定しているという。
新株の割当価格は1株あたり0.0061HKドルで、2015年6月8日の終値0.285HKドルを約97.9%下回る。新株の発行後、恒大地産集団の持ち株比率は約55.0%、テンセントは約20.0%に達する見通し。ワラントの名義発行価格は1枚あたり2.00HKドルで、行使価格は0.0061HKドルで、行使期間は5年。新株とワラントの発行数は、既存ワラントの行使状況によって変化すると説明している。
既存ワラントが全面行使された場合の新株の発行数は1230億6553万8666株に達する。既存ワラントの行使がない場合では、1084億1633万7243株となる。
既存ワラントが増資前に全面行使され、増資後に新規ワラントもすべて行使された場合、調達資金は7億5070万HKドルに上る見込みという。
今回の増資でテンセントと恒大地産集団にマンダトリー・オファー(義務的公開買付)の実施義務が発生するが、両社は免除を申請する方針。
資本再編では、株式の額面を現在の0.01HKドルから0.001HKドルに切り下げる減資を実施する。株式の額面を下回る価格で新株を発行することができないことが原因。現在の額面0.01HKドルでは、1株あたり0.0061HKドルで新株を発行することは不可能。減資を実施することで、今回の増資が可能となる。
額面0.001HKドルとなった株式については、増資の完了後に株式併合が実施される。額面0.001HKドルの株式2株を額面0.002HKドル株式1株に再編するという。
ワラントの最高発行数は名義発行価格で8936万129HKドル相当となる。すべて行使した場合の発行株数は146億4920万1423株に上る。
テンセントと恒大地産集団は馬斯葛集団の上場を継続する方針を示している。
現在のところ、今回の計画について決議する株主総会は2015年9月14日に開催する予定。減資は2015年9月15日に実施し、増資は2015年9月21日に完了する見込み。株式併合は2015年9月22日の見通し。
売買単位に変更はないが、額面の変更にともないパラレルトレードが実施される。2015年9月22日から仮コードのみでの取引が始まり、2015年10月8~29日がパラレルトレードとなる見込み。
今回の情報開示のため、馬斯葛集団の株式は2015年6月9日に売買停止となったが、2015年8月3日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/07/31)
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