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国美電器控股、実質筆頭株主保有の量販店資産を買収へ
2015.07.27 11:05
国美電器控股（00493.HK）は26日、「国美」ブランドの家電量販店について、実質筆頭株主である黄光裕・元主席の保有資産を取得すると発表した。買収総額は112億6800万HKドルに上り、このうち22億HKドルは現金、残りは新株とワラントを割り当てる。これにより、国美電器控股が直接権益を持つ量販店の店舗数は1714となり、進出都市もこれまでの269から436都市に拡大する見通し。規模拡大とシナジー効果の追求が図れると説明している。
買収を予定している量販店は2014年で総額209億9217万1000元の売上高を計上。対価株の割当価格は1.39HKドルで、2015年7月17日の終値1.46HKドルを4.79％下回るほか、ワラントの割当価格は0.18HKドル、行使価格は2.15HKドルとなっている。
対価株の発行が完了し、ワラントがすべて転換された場合、黄元主席の持ち株比率は現在の32.43％から最大で55.34％まで上昇する見通し。黄元主席にはマンダトリー・オファー（義務的公開買付）の実施義務が生じるが、国美電器控股はこの免除を申請するという。
今回の情報開示のため、同社株は2015年7月20日に売買停止となったが、2015年7月27日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/07/26)
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