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【7月24日の中国本土市場】
2015.07.24 18:26
主要指数はいずれも反落。上海市場は上海総合指数が前日比1.28%安の4070.90ポイント、A株指数は1.28%安の4265.33ポイントと、7営業日ぶりに下落した。B株指数は4日ぶりに反落し、1.57%安の371.95ポイント。深セン市場はA株指数が7日ぶりに調整し、1.27%安の2430.23ポイント。B株市指数は反落し、1.58%安の1289.34ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約14%増加。概算で1兆5872億元に達し、今月で最も多かった。一方で「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は引き続き買い越しだったが、買越額は900万元まで縮小している。
週末の上海総合指数は前場のもみ合いを経て、後場寄り後に本日の高値を更新。4200ポイントを視野に入れた。しかし、その後は地合いが一転して悪化。先物主導でマイナス圏に沈むと、大引けにかけて下げ足を速め、節目の4100ポイントを割り込んだ。両市場は戻り売りに押され、値上がり数は2割程度。7月の財新中国製造業PMI(速報値)が15カ月ぶりの低水準にとどまり、先行き不透明感が拡大。上海総合指数が前日まで6連騰しており、弱いPMIや週末要因が投資家を短期的な利益確定に走らせた。
料金徴収基準の改革を受けて買われてきた道路株だが、本日は安徽高速道路'A'(600012.SS)が4.40%安、江蘇高速道路'A'(600377.SS)が3.85%安と、換金売りが目立った。また、足元の豚肉価格の上昇が消費者物価指数(CPI)を押し上げる可能性が浮上。これにより金融緩和の観測が後退し、金融・不動産株がさえない。上海世茂(600823.SS)が3.94%安、鳳凰置業(600716.SS)が3.73%安、華夏銀行(600015.SS)が3.00%安、浦東発展銀行(600000.SS)が1.76%安。このほか、メディア、医薬株なども売られた。一方でタイヤ大手の双銭'A'(600623.SS)は大規模な資産買収計画に進展があり、ストップ高。また、石油株の一角が逆行高となり、中海油田服務'A'(601808.SS)がストップ高、中石化石油工程技術服務'A'(600871.SS)が8.56%高で引けた。
B株市場はA株に連れ安し、値上がりはわずか7銘柄にとどまった。上海B株では不動産株が軟調で、上海鼎立科技(900907.SS)はストップ安まで売り込まれた。電力株の華電能源(900937.SS)は前日までの急騰の反動から、4.03%安。こうしたなか、双銭(900909.SS)はA株に連れ高し、上昇率1位の9.16%高となった。深センB株では地場系の中小型株が特に売られ、深セン特力集団(200025.SZ)が下落率1位の5.42%安、深セン国際企業(200056.SZ)が同2位の4.48%安、深セン中冠紡織印染(200018.SZ)が3.94%安、深セン中国自転車(200017.SZ)が3.64%安。一方で長く売買を停止していた広東高速道路(200429.SZ)は出遅れを取り戻す買いが膨らむと、上昇率1位の4.83%高で引けた。(中国部・畦田)
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