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【7月22日の香港市場】
2015.07.22 18:35
主要指数はいずれも反落した。ハンセン指数は前日比0.99%安の2万5282.62ポイント、H株指数は1.15%安の1万1734.27ポイント、レッドチップ指数は1.40%安の4591.85ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べて約1%増加し、概算で817億3100万HKドルだった。「港股通」(上海市場からの香港株投資)の買越額は6億100万元まで増加した。
前日の米国市場は主要企業の決算内容が振るわず、ダウ平均が大幅に反落。さらに海外投資家の中国経済減速への警戒感も根強く、本日の香港市場は利益確定売りに押された。主要指数は大引けまでマイナス圏で低迷。ハンセン、レッドチップの両指数は概ね本日の安値圏で引けた。
米金融当局が中国建設銀行(00939.HK)の在米支店に対して、マネーロンダリング対策の強化を指示。これを受けて同銘柄が0.91%安に沈むと、同業他社も利食い売りに押された。中国工商銀行(01398.HK)が1.41%安、中国銀行(03988.HK)が1.11%安、中国農業銀行(01288.HK)が0.81%安。保険株も中国人民保険集団(01339.HK)が3.67%安、新華人寿保険(01336.HK)が3.60%安、中国太平(00966.HK)が2.26%安などさえず、指数の足を引っ張った。
不動産株にも調整売りがみられ、華潤置地(01109.HK)が4.16%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。小売株の一角もさえず、北京物美商業(01025.HK)は中間期の2桁減益が響き5.24%安に沈んだ。同業の聯華超市(00980.HK)にも業績悪化の警戒感から6.01%安。香港・マカオ系の銘柄も調整売りが目立ち、サンズチャイナ(01928.HK)が大手証券会社の売り推奨を受けて2.67%安だった。
一方で中国のビール大手である華潤創業(00291.HK)は大手投資銀行のレーティング引き上げを受けて0.62%高。ハンセン指数構成銘柄の上昇率2位となった。中国政府が一人っ子政策の完全撤廃を検討していると伝わり、好孩子国際(01086.HK)が9.24%高、中国家居(00692.HK)が6.25%高、雅士利国際(01230.HK)が2.24%高、隆成集団(01225.HK)が1.92%高など、家庭用品・乳幼児関連の銘柄が物色された。(中国部・畦田)
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