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【7月17日の中国本土市場】
2015.07.17 17:35
主要指数はいずれも大幅続伸。上海市場は上海総合指数が前日比3.50%高の3957.35ポイント、A株指数が3.50%高の4146.02ポイント、B株指数が5.78%高の370.16ポイント。深セン市場はA株指数が4.99%高の2291.02ポイント、B株指数が2.43%高の1306.37ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約2%増加し、概算で1兆1010億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じたが、買越額はわずか2億9800万元だった。
株価指数先物の決済日を迎えた本土市場だが、上海総合指数は朝方こそ小幅に下げる場面があったものの、その後は堅調に推移した。前場の中盤で3900ポイントを回復したが、戻り売りに押されて前引け。後場寄り後に再び3900ポイントを抜くと、後場の終盤で4000ポイントに迫った。取引終了間際に売りに押され、4000ポイント回復には至らなかったが、3日ぶりに終値で3900ポイントを回復した。
株価指数先物の決済日を控え、投資家の不安を和らげるため、中国金融先物取引所は株価指数先物と決済の機能や影響について解説文を3通も公開。A株市場を支えるため、2兆5000億~3兆元に上る資金が証券金融会社に供与されたと外電が伝えたこともあり、中小型の銘柄を中心に幅広く買われた。上海A株市場で下落したのは大型株を中心とした8銘柄のみ。うち二大石油株は中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.71%安、中国石油化工'A'(600028.SS)が0.42%安。大型銀行では中国銀行'A'(601988.SS)が1.14%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.19%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.14%安だった。
上海B株市場は全面高。A株を発行していない純粋B株の上昇が目立ち、黄石東貝電器(900956.SS)が9.68%高、恒天凱馬(900953.SS)が9.33%高、上海錦江国際トラベル(900929.SS)が8.81%高、江蘇新城不動産(900950.SS)が8.73%高だった。深センB株市場はほぼ全面高となり、下落したのは長安汽車(200625.SZ)の0.11%安だけだった。(中国部・千原)
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