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【7月16日の香港市場】
2015.07.16 18:13
主要指数はいずれも3日ぶりに反発。ハンセン指数は前日比0.42%高の2万5162.78ポイント、H株指数は0.58%高の1万1749.08ポイント、レッドチップ指数は1.05%高の4539.63ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約12%減少し、概算で915億8500万HKドル。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は買い越しに転じたが、買越額は3億7600万HKドルにすぎなかった。
前日のニューヨーク市場は、ギリシャ議会の動向に神経質となり、ダウ平均が5日ぶりに小反落。外部環境が不安定ななか、上海総合指数が3800ポイントを割り込んで寄り付いたこともあり、香港市場では本土系銘柄を中心に売りが先行した。香港の主要指数は上海総合指数に追随し、前場で上げに転じ、その後は前日終値付近で小動き。上海市場や海外市場が不安定なことから、積極的な売買は手控えられた。いずれの指数も前日比プラスで引けたが、売買代金は節目の1000億HKドルを割り込んだ。
ハンセン指数の構成銘柄では本土系不動産株が大幅高。中国海外発展(00688.HK)が4.33%高、華潤置地(01109.HK)が4.29%高となり、上昇率1~2位に並んだ。6月の全国の住宅販売が好調だったことが明らかとなり、これが材料視されたもようだ。米銀大手のバンク・オブ・アメリカの四半期業績が大幅な増益だったことを好感し、同業のHSBC(00005.HK)が1.37%高。上海市場が上げに転じたことを受け、本土系保険株の平安保険(02318.HK)が1.54%高、中国人寿保険(02628.HK)は1.30%高だった。本土系銀行株も堅調だった。一方、マカオのカジノ株が続落し、銀河娯楽(00027.HK)が下落率1位の1.97%安、サンズチャイナ(01928.HK)が0.31%安だった。
そのほかの銘柄では、本土系航空株が大幅高。中国東方航空(00670.HK)が15年6月中間決算の大幅増益見通しを明らかにし、9.40%高。上海ディズニーランドの詳細が明らかになったことや原油安が追い風となったもようだ。これに連れ高し、中国南方航空(01055.HK)が3.75%高だった。(中国部・千原)
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