内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【7月15日の香港市場】

2015.07.15 18:30

 主要指数はいずれも続落。ハンセン指数は前日比0.25%安の2万5055.76ポイント、H株指数は1.30%安の1万1681.20ポイント、レッドチップ指数は0.94%安の4492.09ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約17%減少し、概算で1046億3900万HKドル。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は売り越しに転じ、売越額は8億1800万元だった。

 前日のニューヨーク市場は、米企業の業績や早期利上げへの警戒感が緩み、ダウ平均が4日続伸した。外部環境は良好だったが、中国の国内総生産(GDP)発表を控え、香港市場は主要指数が前日終値を挟んで一進一退。4-6月期のGDP実質成長率が市場予想を上回る7%だったと発表されると、本土系銘柄を中心に売られ、香港の主要指数は下げ幅を広げた。市場予想を上回る経済成長率を受け、景気対策への期待感が後退。また、2四半期連続で政府目標と同じ7%成長だったうえ、そのほかの経済指標も概ね市場予想を上回っていることから、外国人投資家の間に数字への不信感も出たもようだ。なりふり構わぬ強引な株価下支え策を見たばかりなだけに、外国人投資家の視線も厳しくなっているという。積極的な売買は手控えられており、日々の売買代金は5日連続で前日比での減少が続いている。

 ハンセン指数は本土系を中心に幅広い構成銘柄が売られたが、香港地場系や外国系の銘柄が堅調だったことで、下落率はH株指数やレッドチップ指数に比べ小さかった。ハンセン指数の上昇率1位は中銀香港(02388.HK)の2.28%高。同社は南洋商業銀行の株式を売却するための公開入札を始めており、最低落札価格を680億元に設定したことが材料視された。外国系ではAIA(01299.HK)が1.60%高、HSBC(00005.HK)が0.58%高。米銀大手のJPモルガン・チェースの四半期決算が市場予想を上回ったほか、米銀ウェルズ・ファーゴの利ザヤが大方の見方ほど悪化しなかったことなどが手がかりとなった。このほか米国の早期利上げへの警戒感が緩んだことを受け、長江地産(01113.HK)が1.92%高など香港地場系銘柄の一角が堅調だった。

 一方、本土系の銘柄が幅広く売られるなか、昨日は上昇率の上位を占めたマカオのカジノ株が反落。昨日の上昇率2位だった銀河娯楽(00027.HK)が、本日は下落率1位の3.66%安。昨日まで2日連続で上昇率1位だったサンズチャイナ(01928.HK)が2.31%安だった。

 15年6月中間決算の見通しを明らかにした銘柄では、黒字転換の大唐新能源(01798.HK)が7.40%高、大幅減益のイ柴動力(02338.HK)が12.34%安、鞍鋼(00347.HK)が4.66%安だった。(中国部・千原)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。