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【7月13日の中国本土市場】

2015.07.13 17:56

 主要指数は3営業日連続で大幅続伸。上海市場は上海総合指数が前営業日比2.38%高の3970.38ポイント、A株指数が2.37%高の4159.78ポイント、B株指数が7.42%高の368.87ポイント。深セン市場はA株指数が4.17%高の2217.19ポイント、B株指数が3.72%高の1313.52ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べて約27%増加。概算で1兆1742億元に達し、3営業日ぶりの1兆元台だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は引き続き売り越しとなったが、売越額は15億8800万元に減少した。

 先週半ばまでの急落の反動もあり、週明けの上海総合指数は3900ポイントを回復してスタート。朝方に戻り売りの圧力から下げに転じる場面もあったが、まもなく切り返すと、その後は着実に上げ幅を拡大。後場初めで節目の4000ポイントに乗せた。6月の貿易統計で輸出が4カ月ぶりに前年同期比で増えたことなどが好感された。その後は高値警戒感も強まり、上げ幅をやや縮める展開。結局、大台は維持できなかったが、概ね7営業日前の水準までは戻した。週末にかけてさらに多くの上場企業が自社株買いなどの株価安定策を発表。株価安定や景気下支えに向けた政策も引き続き地合いを支えた。一部再開したものの、本日も売買停止の銘柄が多く、流動性が低下するなかで取引銘柄に買い支えのマネーが集中。両市場全体で1500以上の銘柄がストップ高で引けた。

 本日から約360社が取引を再開し、概ね上昇した。臥龍地産(600173.SS)、精工スチール(600496.SS)、レベッカヘアー(600439.SS)などは、再開後に一気にストップ高で大引け。6月の貿易統計が比較的堅調な内容になり、景気の悲観論も後退。これを受け、景気敏感株に押し目買いが続いた。馬鞍山鋼鉄'A'(600808.SS)、紫金砿業'A'(601899.SS)、太原重工(600169.SS)、大有エナジー(600403.SS)など、多くの銘柄がストップ高。輸出の上振れを受け、天津港(600717.SS)、中国遠洋控股'A'(601919.SS)、中海発展'A'(600026.SS)など、海運・港湾株でもストップ高が目立った。

 両市場の下落銘柄は60社弱にとどまった。大型の金融株が調整。急落中に株価対策の一環で買われていただけに、反発局面では戻り売りが目立った。中信銀行'A'(601998.SS)が5.93%安、中国銀行'A'(601988.SS)が5.78%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が4.87%安、招商銀行'A'(600036.SS)が3.58%安など、銀行株が軒並み下落。中国石油天然気'A'(601857.SS)が4.27%安、中国石油化工'A'(600028.SS)が2.31%安と、大型の石油株も戻り売られた。

 B株市場もA株に連れ高。これまでの急落の反動から、多くの銘柄がストップ高で引けた。下落したB株は長安汽車(200625.SZ)だけで、5.02%安と低迷した。(中国部・畦田)

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