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【7月13日の香港市場】
2015.07.13 18:01
主要指数はそろって3日続伸。ハンセン指数は前営業日比1.29%高の2万5224.01ポイント、H株指数は1.22%高の1万2003.83ポイント、レッドチップ指数は1.04%高の4582.69ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約24%減少し、概算で1368億200万HKドル。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は6億800万元の買い越しだった。
先週末のニューヨーク市場は、ギリシャ問題の進展に対する期待感から、ダウ平均が大幅に続伸。外部環境は良好だが、本日の香港市場は先週後半の2日間で大幅に続伸した反動もあり、主要指数は低く寄り付いた。上海市場は指数の動きこそ総じて堅調だが、買われているのは多数の中小型株であり、銀行や石油などの大型株は軟調。その影響で香港市場でも朝方は、本土系の大型株が重荷となった。
だが、上海総合指数が上げ幅を拡大すると、警戒感が和らぎ、先週前半の大幅調整による割安感を手がかりに、本土系銀行株などを買い戻す動きが広がった。香港の主要指数は前場で上げに転じ、後場では戻り売りに押される場面もあったが、ユーロ圏首脳会議でギリシャへの金融支援が合意に至ったことも追い風となり、いずれも3日続伸で取引を終了した。ハンセン指数は5日ぶりに終値で2万5000ポイントを回復。H株指数も5日ぶりに終値を1万2000ポイントに乗せた。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く買われた。マカオのカジノ株の上昇が目立ち、サンズチャイナ(01928.HK)が上昇率1位の4.73%高だったほか、銀河娯楽(00027.HK)が3.95%高。香港系銘柄を中心に買われ、恒隆地産(00101.HK)が同2位の4.60%高、長江地産(01113.HK)が3.27%高。本土系銀行株は前場で上げに転じ、中国工商銀行(01398.HK)が2.12%高、中国銀行(03988.HK)が1.79%高だった。下落したのは3銘柄。中国中信(00267.HK)が0.43%安、中国石油化工(00386.HK)が0.32%安、中国移動(00941.HK)が0.10%安だった。
そのほかの銘柄では、15年6月中間決算が増益となる見通しを明らかにした第一トラクター(00038.HK)が7.20%高。一方、大幅減益の見通しを発表した中海油田服務(02883.HK)は2.02%安だった。中国金融租賃(02312.HK)は20.19%高となり、後場で売買を停止。自社株買いの計画を準備しているという。(中国部・千原)
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