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【7月10日の中国本土市場】
2015.07.10 18:33
主要指数はそろって大幅続伸。上海市場は上海総合指数が前日比4.54%高の3877.80ポイント、A株指数が4.53%高の4063.43ポイント、B株指数が8.05%高の343.36ポイント。深セン市場はA株指数が4.08%高の2128.27ポイント、B株指数が5.28%高の1266.30ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約2%減少し、概算で9278億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は引き続き売り越しとなったが、売越額は23億6600万元に減少した。
本日も中国政府は中小型株の買い支えを継続したもよう。上海総合指数の始値は前日終値をわずかに下回ったが、その時点で上昇銘柄が数のうえで下落銘柄を大きく上回っていた。現地証券会社の店頭に設置された株価の電光掲示板は、上昇を示す赤い数字が全体に広がり、投資家心理の改善が継続。寄付きでは下げていた大型株にも買いが入り、上海総合指数は朝方で3800ポイントを抜き、前場の中盤で3900ポイントを突破した。後場は3900ポイント付近で小動きとなったが、上海総合指数への影響が大きい大型銀行株の一角が下げに転じ、終値で大台を維持できなかった。売買代金は昨日に続いて1兆元を割り込んだが、これは多くの銘柄が売買停止となっていることが影響したとみられる。
上海A株市場は幅広い銘柄がストップ高。一方、下落したのは7銘柄で、うち6銘柄が銀行株だった。中国民生銀行'A'(600016.SS)が1.69%安、中国銀行'A'(601988.SS)が1.25%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.71%安、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.25%安、中信銀行'A'(601998.SS)が0.10%安、招商銀行'A'(600036.SS)が0.05%安。わずか6銘柄だが、時価総額が大きいため、上海総合指数の重荷となった。中国政府が買い支えの重点を少数の大型株から、多数の中小型株へと移したことが影響したもようだ。
上海B株は昨日に続いて全銘柄がストップ高。上海B株指数の日中足は、前場の中盤からほぼ横一直線に推移した。深センB株市場は全面高。本日が上場廃止前の最終売買日だった【整理銘柄】*ST武漢ボイラー(200770.SZ)も3.01%高で引けた。(中国部・千原)
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