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【7月2日の香港市場】
2015.07.02 18:19
主要指数はまちまち。ハンセン指数は小幅に続伸し、前営業日比0.12%高の2万6282.32ポイント。H株指数は1.51%安の1万2784.65ポイント、レッドチップ指数は0.43%安の4855.67ポイントと、いずれも反落した。メインボードの売買代金は前営業日に比べ約3%減少し、概算で1508億4900万HKドル。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は前営業日に続いて売り越しとなり、売越額は7億7200万元だった。
前日のニューヨーク市場は、ギリシャ債務問題の交渉再開への期待感を背景に、ダウ平均が続伸した。一方、中国本土では上海と深センの株安を受け、取引所手数料などの引き下げと信用取引の強制決済の緩和が発表された。だが、こうした好材料にもかかわらず、上海総合指数は軟調に推移し、後場で下げ足が加速した。これを受けて香港市場では中国本土系の銘柄を中心に売られ、H株指数とレッドチップ指数が下落。ハンセン指数は香港系やマカオ系の銘柄に支えられ、小幅高で引けた。
信用取引の規制を緩和する新ルールは、今月11日まで意見募集を行う草案だったが、市況の急変にともない予定を繰り上げて発表し、即日実施することになったものだった。政府の狼狽(ろうばい)ぶりが伺え、かえって投資家心理に悪影響を与えた可能性もある。本土メディアが消息筋情報として伝えたところによると、今回の株価対策の効果がなかったことを受け、中国証券監督管理委員会(CSRC)が複数の機関投資家から意見を募っているという。
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ株が大幅に反発し、銀河娯楽(00027.HK)が13.26%高、サンズチャイナ(01928.HK)が12.06%高となり、上昇率1~2位に並んだ。マカオの6月のカジノ収益は前年同月比で36.2%減となり、13カ月連続のマイナス成長を記録。だが、マカオを初めて訪問する本土からの旅行客について、滞在可能日数をこれまでの5日間から7日間に延ばす政策が発表され、これが材料視された。また、時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が1.16%高。国境を越えたクロスボーダー電子商取引(Eコマース)の実施について上海市が政策を打ち出す方針で、これが手がかりとなったもようだ。一方、エネルギーや金融などの本土系銘柄が軟調だった。(中国部・千原)
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