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【6月24日の香港市場】
2015.06.24 18:18
主要指数は小幅ながらも続伸した。ハンセン指数は4日連続で上昇し、前日比0.26%高の2万7404.97ポイント。そのほかは3日続伸し、H株指数が前日比0.55%高の1万3684.80ポイント、レッドチップ指数が0.31%高の5048.84ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約14%減少し、概算で1170億4400万HKドル。本日から再開した「港股通」(上海市場からの香港株投資)は8億2700万元の買い越しだった。
ギリシャ政府と債権団間の合意が週内にもまとまるとの観測が高まり、世界的にリスクオンの傾向。これを受け、本日の香港市場も引き続き買い戻す動きが主流だった。主要指数は概ねプラス圏で推移。途中、A株の地合い悪化で下げに転じる場面もあったが、最終的に小幅高で大引け。ギリシャ情勢の警戒感の後退と、後場で上海総合指数が急伸したことが追い風に働いた。
上期の業績改善の期待感から、石油株が上昇。中国石油天然気(00857.HK)が2.70%高、崑崙能源(00135.HK)が2.42%高、中国海洋石油(00883.HK)が2.13%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率3~5位に並び、中国石油化工(00386.HK)も0.73%高だった。中国政府が今年は5000億元相当の航空インフラ整備を行う方針が明らかとなり、北京首都国際機場(00694.HK)が4.22%高、中国南方航空(01055.HK)が3.47%高、中国民航信息網絡(00696.HK)が2.58%高、中国国際航空(00753.HK)が1.61%高と、関連銘柄が上昇。
このほか、国有電力会社の再編加速の観測から、中国電力国際発展(02380.HK)が3.98%高、中国広核電力(01816.HK)が3.28%高、華能国際電力(00902.HK)が2.84%高など、電力株が物色された。さらに大型IT株のテンセント(00700.HK)が3.54%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。馬斯葛集団(00136.HK)への大規模な資本参加が手がかりになった。個別では国泰君安国際(01788.HK)が12.09%高。間近に迫った親会社のA株上場や、同社役員に対する香港汚職取締機関の調査終了が刺激材料になった。
一方、乳業大手の蒙牛乳業(02319.HK)は証券会社からのレーティング引き下げを受け、5.74%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。調合香料メーカーの華宝国際(00336.HK)はさえない15年3月本決算を受けて、17.55%安と急落した。(中国部・畦田)
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