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【6月19日の香港市場】
2015.06.19 18:02
主要指数はまちまち。ハンセン指数は小反発し、前日比0.24%高の2万6760.53ポイント。H株指数は0.58%安の1万3186.05ポイント、レッドチップ指数は0.72%安の4883.49ポイントと、いずれも続落。メインボードの売買代金は前日に比べ約32%増加し、概算で1406億700万HKドルだった。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は端午節にともない、今月22日まで中止。23日から再開する予定。
前日のニューヨーク市場は、ダウ平均が3日続伸。米国の利上げはペースが緩やかになるとの観測を背景に、買い戻しの動きが広がった。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付き、前場は堅調に推移。ハンセン指数は2万7000ポイントを回復する場面もあった。だが、上海総合指数が後場で急落し、今年3番目の下落率を記録。香港市場でも後場から本土系の銘柄を中心に売られ、H株指数とレッドチップ指数は終盤で下げに沈んだ。海外市況が好転していることを受け、商いは前日に比べ大きく膨らんだ。
ハンセン指数の構成銘柄では、昨日の上昇率1位だった華潤創業(00291.HK)が利益確定売りに押され、本日は下落率1位の3.29%安。同じグループの華潤電力控股(00836.HK)が同2位の2.85%安。昨日は堅調だった本土系不動産株もそろって反落し、中国海外発展(00688.HK)が1.78%安、華潤置地(01109.HK)が1.20%安。一方、米国の低金利政策が長引くとの見方を受け、香港地場系銘柄の上昇が目立った。香港系公益株では長江和記(00001.HK)が上昇率1位の2.45%高だったほか、中電控股(00002.HK)が1.77%高、香港中華煤気(00003.HK)が1.76%高、電能実業(00006.HK)が1.74%高となり、上昇率3~5位に並んだ。マカオのカジノ株はそろって続伸し、銀河娯楽(00027.HK)が0.87%高、サンズチャイナ(01928.HK)が0.50%高だった。
そのほかの銘柄では、第一視頻(00082.HK)が6.09%高。ナスダック上場のモバイルゲーム開発会社を売却し、特別配当を実施する計画を進めていることが材料視された。(中国部・千原)
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