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百齢国際、大規模な再編を計画
2015.06.18 11:30
百齢国際(08017.HK)は17日、同社株の売買再開プランの一環として、大規模な再編計画を明らかにした。大きく資本再編と資産再編に分けられ、これにより香港証券取引所が示した再開条件のクリアを目指すという。
再編計画の主な内容は以下の通り
◆資本再編
既存株10株を1株(額面0.10HKドル)とする株式併合を実施。さらに額面を0.01HKドルに切り下げることを通じて減資を行い、約1320万HKドルを捻出。これに株式払込み剰余金の全額を取り崩した分も加え、約5億940万HKドルに上る累積損失の削減を図る。さらに、併合・減資後の株式3株につき新株5株を割り当てる株主割当増資(オープン・オファー)を行う。日本人を含む海外株主は規制があるため増資に応じることはできない。これにより、少なくとも約1億210万HKドルを調達する見込みで、後述する資産買収や債務返済などに充てるとしている。
◆資産再編
香港で自動車の外装・維持修理サービスなどを展開する「香港汽車護理集団有限公司」の出資持分70%を取得する計画。買収総額は1億2285万HKドルで、うち約6割は新株を割り当てる形で支払う。これにより、売り手である香港の実業家2人は百齢国際の約30%の株式を有する新筆頭株主グループとなり、未保有株に公開買付を実施する義務が生じる。同実業家は実施義務の免除を香港証取に申請する方針で、これが再編計画の前提条件の一つとなる。さらに、同買収は「リバース・テイクオーバー」(時価総額の小さな企業が大きな企業を買収すること。裏口上場の手段の一つでもある)に該当することから、香港証取の許可を得なければならない。
資産買収の対価株や株主割当増資の割当価格はいずれも1株あたり0.43HKドルで、売買停止前の最終営業日の終値4.05HKドル(株式併合による調整済み)を89.38%下回る。予定スケジュールは決まりしだい、開示するとしている。
なお、同社株は2013年12月3日から売買停止となっている。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/06/17)
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