中国株ニュース 詳細
【6月5日の香港市場】
2015.06.05 18:11
主要指数はそろって下落。ハンセン指数は前日比1.05％安の2万7260.16ポイント、レッドチップ指数は0.72％安の5100.58ポイントと、いずれも続落。H株指数は反落し、1.50％安の1万3914.61ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約19％減少し、概算で1584億5700万HKドル。「港股通」（上海市場からの香港株投資）は12億4600万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が反落。ドイツの長期金利が急上昇したことを受け、欧州株が軒並み大幅安となったことで、地合いが悪化した。世界的に金融環境が不安定ななか、本日の香港市場は米雇用統計の発表を控えていることもあり、様子見ムードが強かった。主要指数は前日終値付近で寄り付いたが、手じまい売りに押され、その後は軟調に推移した。特に中国本土系の主力株が売られ、H株指数は約3週ぶりに終値で1万4000ポイントを割り込んだ。上海総合指数の5000ポイント超えも、香港市場の支援材料とはならなかった。
ハンセン指数の構成銘柄では、昨日は堅調だった本土系銀行株の下げが目立った。昨日の上昇率1位だった交通銀行（03328.HK）だが、本日は下落率2位の3.10％安。このほか中国工商銀行（01398.HK）が1.92％安、中国建設銀行（00939.HK）が1.51％安、中国銀行（03988.HK）が1.33％安。原油相場の下落を嫌気し、中国海洋石油（00883.HK）が1.67％安だったほか、中国石油化工（00386.HK）が1.94％安、中国石油天然気（00857.HK）が1.65％安。香港系不動産株も米国の利上げに対する警戒感から、長江地産（01113.HK）が3.28％安で2日連続の下落率1位、恒基地産（00012.HK）が同3位の2.72％安だった。一方、昨日の下落率5位だった国泰航空（00293.HK）が反発し、本日は上昇率1位の1.45％高。原油安を手がかりに買い戻されたもようだ。また、昨日の上昇率2位だったサンズチャイナ（01928.HK）が続伸し、本日は同3位の1.00％高だった。
そのほかの銘柄では、長城汽車（02333.HK）が8.45％安。5月の販売台数が大方の予想を下回ったことが嫌気された。そのほかの自動車株も売られ、BYD（01211.HK）が11.12％安だった。（中国部・千原）
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価（価格）の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失（為替差損）が生じるおそれがあります。上場投資信託（ETF）は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券（REIT）は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門
