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【5月26日の中国本土市場】
2015.05.26 17:41
主要指数はそろって大幅高。上海市場は上海総合指数が前日比2.01％高の4910.89ポイント、A株指数が2.01％高の5143.04ポイントと、大幅に6日続伸。B株指数は続伸し、2.42％高の509.96ポイント。深セン市場はA株指数が7日続伸し、3.59％高の3018.46ポイント。B株指数は小幅に続伸し、0.10％高の1572.11ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約4％増加し、概算で2兆1119億元に達した。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は35億8800万元の買い越しとなり、消化率は28％だった。
中国本土と香港の投資信託の販売相互乗り入れなどを手がかりに、上海総合指数は高く寄り付いた。朝方は利食い売りに押され、前日終値と4800ポイントを割り込む場面もあったが、すぐに押し目買いが入った。上げに転じてからは一本調子で上昇し、4900ポイント間近で前場を終了。高値警戒感を背景に、後場寄りから上げ幅を縮めたが、再び騰勢が増し、高値引け。約7年4カ月ぶりに終値で4900ポイントを回復した。上海市場の上昇銘柄は全体の8割あまりに上った。深セン市場もベンチャー企業が上場する「創業板」の銘柄などが買われ、全体の8割近くの銘柄が上昇した。売買代金は昨日に続いて2兆元を超え、連日で過去最高記録を更新した。
上海A株市場では軍需関連株が大幅高。中国政府が国防白書を発表し、これが材料視された。同方（600100.SS）、中国衛星（600118.SS）、中航直昇機（600038.SS）などがストップ高だった。インフラ建設・設備株も大幅高。民間参入の重大水利工事を当局が承認したほか、中国の海外インフラ事業拡大への期待が高まっていることが背景にあるもようだ。中信重工機械（601608.SS）などがストップ高だった。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の8割に上った。上昇率の上位はA株を発行していない純粋B株で占められた。大化集団大連化工（900951.SS）、黄石東貝電器（900956.SS）、上海匯麗建材（900939.SS）、江蘇新城不動産（900950.SS）、恒天凱馬（900953.SS）がいずれもストップ高。中路（900915.SS）が9.54％高、上海凌雲実業（900957.SS）が8.96％高だった。江蘇新城不動産のB株を親会社のA株と交換する案が株主総会で承認され、こうした動きが他に波及することへの期待が高まったもようだ。
深センB株市場の上昇銘柄は全体の6割半にとどまった。ここでも純粋B株の上昇が目立ち、重慶建設摩托車（200054.SZ）が上昇率1位の7.33％高、深セン中冠紡織印染（200018.SZ）が同3位の5.80％高。一方で時価総額の大きな自動車株と酒造株がそろって売られ、深センB株指数の重荷となった。（中国部・千原）
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