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【5月22日の中国本土市場】
2015.05.22 17:49
主要指数はA株が連騰、B株が小幅安と明暗が分かれた。上海市場は上海総合指数が前日比2.82%高の4657.59ポイント、A株指数が2.84%高の4877.42ポイントと、大幅に4日続伸。一方でB株指数は小幅ながらも11営業日ぶりに下落。0.51%安の492.30ポイントだった。深セン市場はA株指数が1.02%高の2867.49ポイントと5日続伸。対照的にB株指数は続落し、0.78%安の1555.33ポイントとなった。両市場の売買代金は前日比で3割近くも増加。上海は1兆元を超え、深センも1兆元に迫った。合計額は1兆9602億元と、2兆元をわずかに下回ったが、過去最高を更新。なお、本日は「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の取引が休みだった。
週末の本土市場は堅調に推移。値下がり数は3割にとどまった。上海総合指数は高く寄り付くと、前引けまでに4600ポイントを突破。後場は着実に上げ幅を広げ、約7年3カ月ぶりの高値で今週の取引を終えた。IPO(新規公開)の募集がピークを過ぎ、巨額の凍結資金が徐々に流通市場に回帰。こうしたなか、基礎年金基金の運用方針の改革プランが近くまとまると伝わり、長期マネー流入の観測が高まった。さらに国家発展改革委員会(発改委)による巨額プロジェクトの認可、李克強首相の南米でのトップセールスなども刺激材料となり、幅広いセクターが買い進まれた。
発改委の承認を得たインフラ建設プロジェクトが、今月18日以降の累計で4500億元を突破。こうした政府の姿勢を織り込み、インフラ建設関連株が動意付いた。竜元建設(600491.SS)、中信重工機械(601608.SS)、上海トンネル(600820.SS)などがストップ高。武漢鋼鉄(600005.SS)や中国電建(601669.SS)など、関連セクターの代表的銘柄も大幅高となった。今後も電力インフラの急ピッチな整備が期待できることから、風范電力設備(601700.SS)がストップ高など、送電・発電の設備メーカーが好調。このほか、足元のA株市場の大相場を受け、金融セクターが買われた。国金証券(600109.SS)が6.02%高、華泰証券'A'(601688.SS)が4.37%高など、証券株が値上がりした。一方で前日買われた海運株やIT・通信関連のセクターの一角が利益確定に押された。
B株市場も利益確定売りが目立ち、本日は上海・深センともに値下がり数の方が多かった。上海B株は調整圧力に晒され、上海匯麗建材(900939.SS)が3.74%安、大化集団大連化工(900951.SS)が3.64%安、恒天凱馬(900953.SS)が3.61%安と、純粋B株が下落率の上位に並んだ。深センB株では地場系の中小型株がさえず、深セン中恒華発(200020.SZ)が3.69%安、深セン国際企業(200056.SZ)が3.00%安だった。(中国部・畦田)
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