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【5月22日の香港市場】
2015.05.22 18:03
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比1.70％高の2万7992.83ポイント、レッドチップ指数は0.91％高の5306.79ポイントと、いずれも3日ぶりに反発。H株指数は大きく反発し、2.13％高の1万4433.36ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約15％増加し、概算で1425億8800万HKドル。「港股通」（上海市場からの香港株投資）は6億4700万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、米経済指標が好悪入り混じった内容だったことを受け、ダウ平均が前日終値を挟んで一進一退となり、わずかに上昇して引けた。米国の祝日が控えていることも、商いに影響したもようだ。外部環境が不安定ななか、本日の香港市場は中国本土市場の大商いが追い風となった。上海総合指数が4600ポイントを抜き、売買代金も同市場だけで1兆元に達した。香港市場でも中国本土系の銘柄が買われ、主要指数は堅調に推移した。ハンセン指数は後場から2万8000ポイントを挟んで小動きとなったが、終値はわずかに大台に届かなかった。H株指数は終盤にかけて上げ幅を広げ、本日の高値付近で引けた。売買代金は7営業日ぶりに1400億HKドルを上回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、百麗国際（01880.HK）が上昇率1位の12.61％高。アリババグループが運営するB2C（企業体消費者間取引）サイトの「天猫商城」（Tモール）と戦略提携するとの報道が流れ、これが材料視された。また、中銀香港（02388.HK）が同2位の8.15％高。子会社の南洋商業銀行を売却する一方、中国銀行（03988.HK）から東南アジアの銀行業務を買収することを検討しており、ポジティブな評価が相次いだ。中国銀行も堅調で、2.13％高だった。消費関連株の上昇が目立ち、康師傅（00322.HK）が5.13％高、中国旺旺（00151.HK）が3.84％高。本土系の保険株や不動産株の上昇率も大きく、平安保険（02318.HK）が5.48％高、華潤置地（01109.HK）が3.90％高、中国海外発展（00688.HK）が3.33％高。中国人寿保険（02628.HK）が3.21％高だった。
一方、聯想集団（00992.HK）が反落し、下落率1位の4.44％安。15年1－3月期の営業利益が市場予想を下回ったことが嫌気された。また、利豊（00494.HK）が同2位の2.26％安。米小売り大手のウォルマートから受託していた仕入業務が打ち切られるとの報道が流れ、これが売り材料となった。（中国部・千原）
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