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【5月20日の香港市場】
2015.05.20 18:12
主要指数はまちまち。ハンセン指数は前日比0.39％安の2万7585.05ポイント、レッドチップ指数は0.31％安の5291.75ポイントと、いずれも小反落。H株指数は小幅に続伸し、0.31％高の1万4235.90ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べわずかに増加し、概算で1377億7800万HKドル。「港股通」（上海市場からの香港株投資）は10億9900万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が4日続伸し、連日で過去最高値を更新。欧州の金融緩和が長期化するとの観測を背景に、欧州株が大幅高となったことを好感した。良好な外部環境を受け、本日の香港市場は主要指数が小高く寄り付いたものの、本土系の不動産株、通信株、石油株が売られ、ハンセン指数とレッドチップ指数は朝方で下げに沈み、その後はマイナス圏で推移。H株指数は金融株に支えられ、前日終値を挟んで一進一退となり、小幅高で引けた。
ハンセン指数の構成銘柄では、世界的な金融緩和継続の動きを好感し、銀行株の上昇が目立った。本土系銀行株はそろって続伸し、交通銀行（03328.HK）が0.82％高、中国銀行（03988.HK）が0.57％高、中国建設銀行（00939.HK）が0.53％高、中国工商銀行（01398.HK）が0.44％高。香港系銀行株も堅調で、東亜銀行（00023.HK）が1.17％高、恒生銀行（00011.HK）が0.44％高、中銀香港（02388.HK）が0.16％高。本土市場が堅調なことを好感し、本土系保険株も続伸。平安保険（02318.HK）が1.07％高、中国人寿保険（02628.HK）が0.13％高だった。
一方、昨日は堅調だった本土系不動産株が反落し、華潤置地（01109.HK）が1.80％安、中国海外発展（00688.HK）が1.03％安。大型株は続落し、AIA（01299.HK）が1.53％安、中国移動（00941.HK）が1.42％安、HSBC（00005.HK）が0.06％安。原油相場の下落を嫌気し、中国石油天然気（00857.HK）が0.51％安、中国海洋石油（00883.HK）が0.48％安だった。
このほかでは、大株主の保有株売却が明らかとなった銘柄が軟調。神州数碼（00861.HK）が5.25％安、新華人寿保険（01336.HK）が1.07％安。漢能薄膜発電（00566.HK）は前場で急落し、11時40分（日本時間）に46.94％安で売買停止となった。これをめぐる憶測が飛び交っているが、正式な説明はなされていない。（中国部・千原）
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