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【5月19日の中国本土市場】

2015.05.19 17:38

 主要指数は深センB株を除いて上昇。上海市場は上海総合指数が前日比3.12%高の4417.55ポイント、A株指数が3.13%高の4625.79ポイントと3営業日ぶりに急反発したほか、B株指数は8日連騰し、1.05%高の473.42ポイントだった。深セン市場はA株指数が2.64%高の2684.99ポイントと大幅に続伸。一方でB株指数は0.36%安の1550.20ポイントと、小幅ながらも8日ぶりに下げた。両市場の売買代金は前日比で約13%増加。概算で1兆3932億元に達した。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は16億9200万元の買い越しで、消化率は14%だった。

 本土市場は約7割の銘柄が値上がりした。上海総合指数は小高く寄り付くと、前場は順調に上げ幅を拡大。一気に4400ポイントを付けた。後場はもみ合ったが、僅差で大台を維持して取引を終了。5営業日ぶりに同ポイントで引けた。中国政府は今年の重点改革目標や、ハイエンド化を柱とした25年までの製造業の発展計画などを発表。さらに総額で2500億元を超える複数の鉄道インフラプロジェクトを認可した。こうした当局の動きが投資家心理の改善に繋がり、大型株を中心に買いが膨らんだ。

 インフラ建設の関連銘柄が軒並み上昇。中国交通建設'A'(601800.SS)は親会社グループによる積極的な事業拡大も織り込まれ、ストップ高。カーテンウォール工事を手がける江河創建(601886.SS)、重機メーカーの中信重工機械(601608.SS)などもストップ高で続いた。スマートグリッドのテーマ株も物色され、平高電気(600312.SS)がストップ高。さらに4月の70都市住宅価格統計の改善を受け、信達地産(600657.SS)が7.26%高、金地グループ(600383.SS)が3.79%高など、不動産株も上昇した。このほか、証券株が好調。当局発表の今年の重点改革目標に証券市場に関する内容が多く盛り込まれたことが手がかりとなった。特に香港上場が間近の華泰証券(601688.SS)がストップ高。一方でITセクターの一角などが利益確定売りに押された。

 上海B株は6割半の銘柄が上昇した。B株改革への期待感が続き、未発表の上海宝信ソフト(900926.SS)が上昇率1位の8.81%高、大化集団大連化工(900951.SS)が5.41%高。重工業のセクターは政策期待から買われ、上海機電(900925.SS)が3.10%高、上海ディーゼルエンジン(900920.SS)が2.67%高。もっとも、湖南天雁機械(900946.SS)は当面の再編を否定したことから、3.79%安と利食い売りされた。なお、深センB株は値下がり数の方が多く、指数も小幅安で大引け。仏山華新包装(200986.SZ)が下落率2位の6.65%安となった。足元の株高を受け説明公告を発表し、重要な計画・商談などがないと強調。これが利益確定に繋がった。(中国部・畦田)

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