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【5月18日の中国本土市場】

2015.05.18 16:55

 主要指数は上海A株を除いて上昇。B株は7日続伸となった。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.58%安の4283.49ポイント、A株指数が0.60%安の4485.03ポイントと小幅に続落した。一方でB株指数は大幅高で、3.50%高の468.46ポイント。深セン市場はA株指数が2.40%高の2615.74ポイントと反発し、B株指数は1.59%高の1555.89ポイントとなった。両市場の売買代金は先週末に比べ約6%減少し、概算で1兆2310億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は12億4700万元の買い越しで、消化率は10%だった。

 週明けの本土市場は総じて神経質な地合い。今週はIPO(新規公開)にともない最大で3兆元もの資金凍結となる可能性があり、需給悪化の懸念が重しとなった。上海総合指数は軟調に推移。途中、小幅高に転じる場面もみられたが、上値も重く、6営業日ぶりに節目の4300ポイントを割り込んで引けた。業績下振れの警戒感などから、北京銀行(601169.SS)が3.74%安、中国民生銀行'A'(600016.SS)が2.06%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が1.57%安と、銀行株が低迷。非鉄株は業界再編の観測から先週買われたが、週明けは利益確定から反落。中国アルミ'A'(601600.SS)が8.62%安、五砿発展(600058.SS)が6.54%安、北方稀土(600111.SS)が4.86%安だった。過熱感が漂うインフラ建設株も調整し、中国鉄建'A'(601186.SS)が4.45%安、中国冶金科工'A'(601618.SS)が4.47%安、中鉄二局(600528.SS)が3.70%安。

 一方で政府が公立病院の改革プランを公表し、上海第一医薬(600833.SS)が7.95%高、哈薬グループ(600664.SS)が6.13%高、人民同泰医薬(600829.SS)が5.64%高など、医薬・医療株が上昇。信雅達システム(600571.SS)と華東電脳(600850.SS)がストップ高、恒生電子(600570.SS)が6.61%高、用友ネット(600588.SS)が5.63%高など、ITセクターも引き続き好調だった。

 なお、A株とは対照的にB株は好相場が続き、値下がりは上海B株が1銘柄、深センB株が3銘柄にとどまった。B株改革の機運が高まっており、すでに具体プランを明らかにしている江蘇新城不動産(900950.SS)が連日のストップ高。大化集団大連化工(900951.SS)と上海匯麗建材(900939.SS)もストップ高など、純粋B株が急騰した。大都市の住宅市場で底打ち感が出ており、上海陸家嘴金融貿易区開発(900932.SS)が5.77%高、上海外高橋保税区開発(900912.SS)が4.68%高と、不動産株が上昇。深センB株でも不動産株が堅調で、深セン特区不動産(200029.SZ)が4.71%高、深セン物業発展(200011.SZ)が4.61%高。B株改革の期待感から深セン赤湾石油基地(200053.SZ)がストップ高など、同じく純粋B株が動意付いた。(中国部・畦田)

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