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【5月8日の中国本土市場】

2015.05.08 17:47

 主要指数はいずれも4日ぶりに急反発した。上海市場は上海総合指数が前日比2.27%高の4205.91ポイント、A株指数が2.28%高の4406.31ポイント、B株指数が1.60%高の397.54ポイント。深セン市場でもA株指数が4.17%高の2375.56ポイント、B株指数が2.50%高の1458.59ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約1割増加し、概算では1兆726億元。再び1兆元台に乗せた。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は11億6700万元の買い越しだった。

 週末の本土市場はほぼ全面高の様相だった。上海総合指数は寄り付きから堅調に推移。後場初めで下げに転じる場面もみられたが、大引けにかけて一本調子で上げ幅を拡大。終値を再び4200ポイントに乗せ、高値引けした。地方政府系の年金基金による株式投資の解禁が大幅に前倒しされるとの報道が伝わり、新規マネー流入の観測が高まった。IPO(新規公開)による巨額の凍結資金も本日から段階的に放出されることから、需給改善の見通しに立ち、幅広い銘柄が反発。前場で発表された中国の貿易統計は大きく下振れしたが、かえって追加利下げを含む景気対策への期待感が高まり、思惑買いに繋がった。

 航空株が反発し、海南航空'A'(600221.SS)がストップ高、中国国際航空'A'(601111.SS)が9.94%高、中国南方航空'A'(600029.SS)が7.03%高。習近平・国家主席のロシア訪問を受け、「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」(一帯一路)構想の関連セクターに押し目買いが膨らんだ。建設、重機、建材株などが物色され、竜元建設(600491.SS)、中信重工機械(601608.SS)などがストップ高。インフラ建設大手の中国交通建設'A'(601800.SS)は7.68%高だった。国務院が電子商取引(Eコマース)発展に向けて減税を含む支援策を打ち出したことで、ネット関連株が上昇。さらに、ベンチャー企業が多い深センの「創業板」上場の銘柄も大きく物色された。一方で、証券・保険株の一角がさえない。

 B株市場もA株に連れ高し、値下がりは上海の2銘柄にとどまった。上海B株ではA株のストップ高を追い風に、海南航空(900945.SS)が上昇率1位の8.76%高。IT株の上海宝信ソフト(900926.SS)も3.78%高と好調だった。深センB株ではB株改革への思惑買いから、家電大手の康佳集団(200468.SZ)が連騰。本日もストップ高で引けた。(中国部・畦田)

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