中国株ニュース 詳細
華人飲食、老舗レストランの完全子会社化計画の詳細
2015.05.01 16:27
華人飲食(08272.HK)は4月30日、香港の有名老舗レストラン「福臨門」の湾仔店と尖沙咀店に出資する特別目的事業体(SPV)について、残る50%の株式を買収し、完全子会社化する計画の詳細を明らかにした。総買収額は5億8000万HKドルを予定しており、このうち約4億900万HKドルを新株、1億3100万HKドルを転換社債(CB)を割り当てる形で支払う。完全子会社化を通じて、主力とする外食事業の強化を図るとしている。
同SPV会社は2014年12月本決算で約1666万HKドルの税引き後利益を計上。同年末時点の純資産は3億4984万1000HKドルに上る。新株の割当価格、CBの行使価格はいずれも0.29HKドルで、2014年10月10日の終値0.51HKドルを43.14%下回る。
対価となる新株が発行され、CBがすべて転換されれば、売り手である徐沛鈞氏ファミリーの持ち株比率は74.97%に達する見込み。これにより、未保有株に対してマンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施することになるが、徐ファミリーは同義務の免除を申請する予定。また、徐ファミリーの持ち株比率を引き下げるため、既存のほかのCBの普通株への転換なども検討しているという。
さらにこの取引は「リバース・テイクオーバー」(小さな企業が大きな企業を買収すること。裏口上場の手段の一つでもある)に該当し、新規上場申請が必要となる見込み。これを受け、同社は速やかに必要な手続きに入るとしている。
今回の情報開示のため、同社株は2014年10月13日に売買停止となったが、2015年5月4日に取引を再開する予定。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/04/30)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門