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【4月30日の中国本土市場】
2015.04.30 17:48
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.78%安の4441.65ポイント、A株指数が0.78%安の4653.82ポイントと反落。B株指数は続伸し、1.13%高の406.44ポイント。深セン市場はいずれも続伸し、A株指数が0.56%高の2371.23ポイント、B株指数が1.90%高の1426.32ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約3%増加し、概算で1兆3212億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は3億3500万元の売り越しだった。
メーデー連休を控え、本土市場は方向感を欠く展開。上海総合指数は前場の中盤から前日終値を挟んで一進一退。取引終了間際に売りが膨らみ、本日の安値付近で引けた。上海市場は全体の5割の銘柄が下落し、上昇銘柄は4割にとどまった。深セン市場はベンチャー企業が上場する「創業板」の中小型株が買われ、上昇銘柄の数がやや多かった。
上海A株市場では電力株が堅調で、上海電力(600021.SS)、国電電力発展(600795.SS)がストップ高だったほか、桂冠電力(600236.SS)が8.26%高。セメント会社向け電気料金に段階制度を導入する政策が検討されているもようで、これが材料視された。段階料金制度でセメント会社のコスト意識を促し、産業構造の変革を求める考えという。また、中国東方航空'A'(600115.SS)が15年1-3月期決算での黒字転換を好感して6.61%高。上海銀行間貸出金利(SHIBOR)の低下を背景に不動産株も買われ、保利房地産(600048.SS)が6.92%高。一方、主力の銀行株や石油株が軒並み下落し、上海総合指数の重荷となった。
上海B株市場は全体の8割の銘柄が上昇。華電能源(900937.SS)は大幅増益の14年12月本決算を好感し、上昇率1位の5.58%高。*ST上海中毅達(900906.SS)は「*ST」特別処理の解除を申請することを材料にストップ高。上海オートメーション器具(900928.SS)は資産再編を手がかりに同3位の4.63%高だった。上海市北高新(900902.)は15年6月中間決算の減益見通しを嫌気し、下落率1位の2.28%安だった。深セン市場の上昇銘柄は8割半に達した。B株をH株に転換して香港に上場する計画を発表した深セン赤湾石油基地(200053.SZ)がストップ高、中国南玻集団(200012.SZ)が上昇率3位の6.55%高だった。(中国部・千原)
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