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【4月28日の中国本土市場】
2015.04.28 18:17
主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が前日比1.13％安の4476.21ポイント、A株指数が1.12％安の4690.62ポイントと、そろって反落。B株指数は6日ぶりに大きく反落し、2.14％安の395.01ポイント。深セン市場はA株指数が大幅に反落し、2.76％安の2309.46ポイント。B株指数は6日ぶりに反落し、1.76％安の1373.51ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約4％増加し、概算で1兆6749億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は1億6800万元の売り越しとなった。
昨日の大幅高の原因となった中央政府の管理下にある国有企業（中央企業）の再編をめぐる観測について、当局がその内容を否定。だが、中国南車'A'（601766.SS）と中国北車'A'（601299.SS）のケースでは、当初こそ政府当局が観測報道を否定したものの、最終的には合併が実行されたこともあり、期待感は根強いもようだ。前場の上海総合指数は前日終値を挟んで一進一退。後場はマイナス圏で推移し、4500ポイントを挟んでもみ合ったが、大台は維持できなかった。幅広い銘柄が利益確定売りに押され、上海市場は下落銘柄が全体の7割半に上った。深セン市場も7割あまりの銘柄が下落した。商いは引き続き活発で、両市場の売買代金は歴代2位を記録した。
当局が否定したものの、中央企業再編をめぐる期待は根強く、海運セクターでは中海コンテナ運輸'A'（601866.SS）、中海発展'A'（600026.SS）、中遠航運（600428.SS）、中国遠洋控股'A'（601919.SS）が昨日に続いてストップ高だった。そのほかのセクターでも、代表的な銘柄が続伸したが、中国石油天然気'A'（601857.SS）は反落し、2.18％安だった。一方、銀行株が軒並み堅調。南京銀行（601009.SS）は8.77％高。好調だった14年12月本決算や15年1－3月期決算が好感された。金融緩和への期待感も根強い。上海銀行間貸出金利（SHIBOR）も低下が進んでいる。
上海B株市場は9割半の銘柄が下落し、上昇したのはわずか2銘柄だった。金相場の上昇を好感し、老鳳祥（900905.SS）が7.12％高。深センB株市場も8割半の銘柄が下落した。こうしたなかB株をH株に転換して香港に上場する計画を発表した深セン赤湾石油基地（200053.SZ）が昨日に続いてストップ高だったほか、中国南玻集団（200012.SZ）が0.98％高だった。（中国部・千原）
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