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瀋機集団昆明機床、業績見通し未修整の経緯について説明
2015.04.24 14:09
瀋機集団昆明機床（00300.HK）は24日、2014年12月本決算の赤字額が、投資家に向け公表した見通しと大きく食い違ったことについて、事情を説明するよう中国証券監督管理委員会（CSRC）に指導されたことを明らかにした。
当初は赤字額が約1億元に上る見込みとしていたが、実際の純損失は2億409万1306元だった。これについて同社は、純損失をめぐり一部の重役や監査法人との間で意見が一致していないことを明らかにしていた。その際に2015年2月末～3月上旬にも業績見通しの修正を実施すると説明していたが、実行されなかった。
同社の弁明によると、2015年3月13日に赤字額の予想を約1億7300万元に修正する準備を進め、董事会（取締役会）を開催。だが、この案に賛成の董事（取締役）は11人中4人だけであり、業績見通しの修正は発表されなかった。背景には監査法人との意見不一致があったという。
2015年3月26日にも業績見通しの修正について董事会を開催したが、やはり意見が一致せず、投資家への公表は見送られた。最終的に赤字額が確定したのは2015年3月30日であり、期限の2015年3月31日までわずかだったことから、業績見通しの修正を明らかにせず、2014年12月本決算を発表することにしたと説明している。
一連の経緯について同社は、董事会と監査法人の意見が一致しなかったことが原因であるほか、一部の董事が意見を発表しなかったことも一因と弁解。投資家に陳謝した。
（同件につきましては、2015年3月31日付「瀋機集団昆明機床の14年12月本決算：赤字転落」、2015年2月12日付「14年12月本決算の赤字額で意見不一致」、2015年2月2日付「14年12月本決算は赤字転落見通し」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/04/24)
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